2008年07月05日
現実逃避だっていいんじゃない
もう今からこんなに暑くなってしまって、この先いったいどうなるのか心配です。
確か去年10月になってもまだ暑い日々が続いていましたから、もし今年もそれに近いとすると今から4ヶ月間も暑い日が続くかも知れないのです。
そんな灼熱の真夏を前にして、伸び放題の髪の毛を少し切りました。とてもさっぱりして早く切れば良かったと思いました。
テニスしているときも髪が長いとじゃまになるので必ず帽子を被るようにしていますが、それがまた暑いんですよね。
コーチのなかには真夏でも帽子もサングラスも一切つかわないと言う人がいますが、よく大丈夫だなと感心します。
昔あるスクールにいるときに、かなり僕より年上のベテランコーチがいてその人はどんなに日差しが強くても帽子は絶対に被りませんでした。
それで僕はその人に「よく帽子なしで大丈夫ですね」と言うと、「えっ、ああ帽子ね、まぁ俺は常に帽子を被っているようなもんだからな」とワケのわからないことを言うのです。
そのときは「???」と疑問に思いましたが、そのまま解明せずに終わりました。
その後にそのコーチと山中湖へテニスキャンプに行ったのですが、そのときに疑問が解けました。
キャンプでは同行した5人のコーチたちがいて、生徒さんたちとのパーティーのあとに集まって翌日の打ち合わせと称して実はただの飲み会で大盛り上がりです。
その席で若手のコーチと先のベテランコーチが酔っぱらって議論が白熱して、言い争いになっていました。
ベテランコーチ「おまえはさ、いつだってそうやって現実から逃げているからダメなんだよ!もっと地に足をつけてしっかりやらないと何やっても上手くいかない」
若手コーチ「はぁー、なに言ってんすかNさん、Nさんこそ現実逃避しているんじゃないすか?もう髪の毛がなくなっているという現実にちゃんと目を向けてくださいよ」
ベテランコーチ「なにー、このヤローそんなこと関係ないだろう、俺はお前の人生について忠告してやってるのに、他人の肉体的欠陥をからかうなんて人間として最低だな」
もう完全に二人とも酔ってしまって、まるで中高生並の口喧嘩が始まってしまいました。
でもさすがはベテランコーチです、本気で怒っているかと思われたのに冷静な表情で自虐ネタジョークでその場を収めました。
「それに俺は現実逃避なんかしていないぞ」とニコニコしながらアデランスらしき人工毛髪をさっと取りました。
そして見事なテカリ頭を初披露しながら、「ほーら見ろ、こっちの方こそ現実頭皮なんだよ」と嬉しそうな顔しておどけて見せてくれたあのときのNさんは偉大な仙人のようでした。
確か去年10月になってもまだ暑い日々が続いていましたから、もし今年もそれに近いとすると今から4ヶ月間も暑い日が続くかも知れないのです。
そんな灼熱の真夏を前にして、伸び放題の髪の毛を少し切りました。とてもさっぱりして早く切れば良かったと思いました。
テニスしているときも髪が長いとじゃまになるので必ず帽子を被るようにしていますが、それがまた暑いんですよね。
コーチのなかには真夏でも帽子もサングラスも一切つかわないと言う人がいますが、よく大丈夫だなと感心します。
昔あるスクールにいるときに、かなり僕より年上のベテランコーチがいてその人はどんなに日差しが強くても帽子は絶対に被りませんでした。
それで僕はその人に「よく帽子なしで大丈夫ですね」と言うと、「えっ、ああ帽子ね、まぁ俺は常に帽子を被っているようなもんだからな」とワケのわからないことを言うのです。
そのときは「???」と疑問に思いましたが、そのまま解明せずに終わりました。
その後にそのコーチと山中湖へテニスキャンプに行ったのですが、そのときに疑問が解けました。
キャンプでは同行した5人のコーチたちがいて、生徒さんたちとのパーティーのあとに集まって翌日の打ち合わせと称して実はただの飲み会で大盛り上がりです。
その席で若手のコーチと先のベテランコーチが酔っぱらって議論が白熱して、言い争いになっていました。
ベテランコーチ「おまえはさ、いつだってそうやって現実から逃げているからダメなんだよ!もっと地に足をつけてしっかりやらないと何やっても上手くいかない」
若手コーチ「はぁー、なに言ってんすかNさん、Nさんこそ現実逃避しているんじゃないすか?もう髪の毛がなくなっているという現実にちゃんと目を向けてくださいよ」
ベテランコーチ「なにー、このヤローそんなこと関係ないだろう、俺はお前の人生について忠告してやってるのに、他人の肉体的欠陥をからかうなんて人間として最低だな」
もう完全に二人とも酔ってしまって、まるで中高生並の口喧嘩が始まってしまいました。
でもさすがはベテランコーチです、本気で怒っているかと思われたのに冷静な表情で自虐ネタジョークでその場を収めました。
「それに俺は現実逃避なんかしていないぞ」とニコニコしながらアデランスらしき人工毛髪をさっと取りました。
そして見事なテカリ頭を初披露しながら、「ほーら見ろ、こっちの方こそ現実頭皮なんだよ」と嬉しそうな顔しておどけて見せてくれたあのときのNさんは偉大な仙人のようでした。