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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

熟年主婦プレイヤーは天才なのか?

昨日は試合に強いコーチふたりのストリングに対する、こだわりの違いを書きました。

もう一人、ストリンガーとしてというかコーチとしてちょっと困ってしまう人がいました。

彼の場合はやはりストリングにはまったくこだわりがありません、いやストリングだけでなくラケットにもこだわりがないのです。

そんな彼の実力は、プロテニスプレイヤーを何人も輩出している某大学体育会テニス部出身で元JOP上位選手という達人です。

いまはもうほとんど試合に出ることはないようですが、数年前に20歳近く若いコーチたちとゲーム練習したときにまったく彼らにポイントを取らせなかったと若手が嘆いていました。

そしてそのときに使っていたラケットは、その若手のコーチによると「スクールのデモラケを適当に選んで使っていたのに、まるで何年も扱っているように打つんですよ」と言うのです。

いろいろなラケットやストリングを試して、あれでもないこれでもないとマイベストラケットを日夜さがしつづけている方がたくさんいらっしゃると思います。

ぼくだって自分がいつも使っているラケットに、自分のセッティングのストリングが張っていないとそもそも戦うモチベーションが下がります。

それを即興で選んだデモラケで戦ってミスせずに勝ち続けるとは恐れ入ります。

彼はラケットの状態に自分の打ち方を合わせることが、簡単にできる天才プレイヤーなのでそういうことが可能なのだと思います。

しかし、そういう才能に恵まれない普通のプレイヤーの僕はラケットコンディションを常に一定にして自分に合わせるようにマメに張り替えをしないとプレイが不安定になってしまいます。

あれっ、そうすると何年も張り替えないでも平気な熟年主婦プレイヤーはもしかしたら彼みたいな天才なのかも知れませんね。

だから5年も前に張ったストリングでも、いつもと同じようにプレイができるのかなぁー?びっくりそりゃちょっと違いますよね・・・。失礼しました


日記 | 投稿者 fresco 23:25 | コメント(0) | トラックバック(1)

ストリンガー泣かせ

このブログを書いていて時々あることなのですが、書いている途中で別の用事があって少し離れていると戻ったときに続きを書いてアップロードしようとするとせっかく書いたものが消し飛んでしまいます。

昨日もそれで書いたものが消えてしまい、もう一度書き直す元気がなくてやめてしまいました。

今日は飛ばないことを祈りますが、何せ自分ではどうしようもない不測の事態なので不安です。

さて、その消えた話はストリングについてだったのですが今日は少し一部を変えて書きます。

というのは昨日の日曜日に一緒に働くコーチから、彼のストリング事情について驚く事実を聞いたことを加えるからです。

驚きの事実なんていうと大げさかも知れませんが、ストリングガー兼任コーチとしてはいささかショッキングな話です。

そのコーチはベテラン大会に出場していて、ランキングも上位に位置する実力を持っています。

今年も上手くいけば全日本選手権本戦出場が、可能だというほどの試合巧者の彼なのですが、今日のレッスン後にストリングを自分で張り替えているところを見かけて話しかけました。

するとなんと!その張り替えは2年ぶりくらいだというではありませんか?!

彼が張り替え作業をするのが2年振りだというのではないですよ、その彼の愛用ラケットを張り替えるのが2年振りだとのたまうのです。

そしてストリングなんかいつもそんなものですよ、と言ってのけた彼はさらに「ストリングも別に何でもいいんですよね、これは校長からもらったミクロスーパーなんですけど」と全くストリングに対するこだわりの無さを告白しました。

そんな適当なストリング張りなのに全日本選手!?びっくり

いや、しかしこの彼とはまったく正反対で練習で1度か2度つかったストリングはすぐに張り替えるというこれまた実力派のコーチもいます。

彼は大学時代にインカレでダブルス優勝していて、少し前まではポッカのランキング1位をしばらく続けていました。

そしてストリングだけでなく、グリップテープにもこだわりがあり少し使ってへたりガ出たらそれもすぐに巻き直します。

そんな彼のストロークは驚くほど精度が高く、ベースライン間際までかなりの高さを維持して飛んで来ますがラインギリギリで突然に重力の存在を思い出したようにストンとラインの上に落ちます。

あれだけのショットをコンスタントに打ち続けるためには、やはり常に一定のラケットコンディションを維持していないと無理だと言うことです。

先ほどのベテランコーチもほんとはこのくらいきちんと張り替えをしていれば、さらに良くなるはずです。

確かに彼の場合はあまりストリングの反発力などを必要としないプレイスタイルだということなのでしょうが、それは元々あまりストリングを張り替える機会がなくて仕方なくそういうスタイルになっていったからだと思うのです。

今度から彼のストリング管理について、少しアドバイスしていこうかと考えています。

もっと自分に合った良いストリングを見つけてあげて、それをマメに張り替えるように奨めてみます。

それで彼のランキングが更に上がってくれれば、ストリングの大切さを感じてもらえるのでは思います。

しかし、困りますね、テニスコーチやってて上手くて試合に強い人がストリングに無頓着なんて。

ストリングについて自分の生徒さんに聞かれたらなんて答えているんだろ?冷や汗

「コーチ、ストリングの張り替えってどのくらいでするものなんですか?」って問われて、「あー、切れるまで使っていていいんじゃないですか、それかあまりボールが飛ばなくなってきたらでいいんですよ2~3年は保つかな」なんて言ってないだろうな怖~い
日記 | 投稿者 fresco 02:20 | コメント(2) | トラックバック(0)
fresco
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