2010年02月16日
消えゆくクレーコート
仕事に行く途中で見ることができるテニスコートはたったの1箇所しかなく、都内にはコートがとても少ないことを実感します。
最近その唯一みかける碑文谷のテニスコートで何か作業をしていました。
6面のうちその2面がクレーコートだったのですが、土を掘り返されてコートがなくなるのかと思って心配していました。
しかし、その工事はクレーコートを人工芝に変える作業で数日すると綺麗な人工芝コートに生まれ変わっていました。
それはそれで良いのですが、クレーコートがどんどん少なくなっていることには少し淋しさを感じます。
木製のラケットがなくなって科学素材のフレームに変遷してきたように、コートサーフェースも天然の土から人口芝へと変わっていくのは必然なのでしょうね。
ラケット、コートサーフェース、そしてテニスウェアーやシューズもずいぶんと化学繊維が使われて昔とはデザイン的にも様変わりしてきました。
あとは昔のままなのはボールくらいですね、これから先もボールはあまり変わらないのでしょうか?
色については昔は白いボールしかなかったのがいつの間にか黄色いものしか見かけなくなりました。
クレーコートで上下とも真っ白の綿製ウェアーを着て、天然皮革のシンプルな白いシューズを履き、木製ラケットを使って白いボールでテニスをする。
そんなノスタルジックなテニスシーンをたまには見たり、自分自身でプレイしてみたくなりますね。
テニスに限らずいろいろな昔の生活様式を再現して、実際に体験できるようなところがあると楽しそうです。
映画の「3丁目の夕日」頃に生まれた世代としては、子供の頃の道路や校庭がまだ土だった時代に戻ってみたいなと言う想いが強くあります。
こういう気持ちっておそらくもう一度あの若く幼い頃に戻ることができたら良いな、という心理から来るのかも知れません。
年を取るとついつい「昔は良かった」と言うことが多いのは、「昔の若かった自分は良かった」という思いから出てくる言葉なのでしょうね。
だとするとまだまだ昔を懐かしんだりしてはいけませんね、「これから先の自分はずっと良くなる」って言う気持ちを持ち続けないとね
コメント
この記事へのコメントはありません。