2008年04月02日
桜も吹き飛ぶ若き力
このまえもう少しでアキレス腱を切りそうになったので少し足に注意しながらテニスしています。
そしてあらためてフットワークを意識してみると、我ながら実によく足を動かしているなと感心しました。
こんなに毎日々もうれつに動き回っていて大丈夫なのは、若い頃にしっかりと足腰を鍛えたおかげなのでしょうか。
中学生の頃、うちのすぐ近くの多摩川の河川敷を毎日のように走ってトレーニングしていました。
と言ってもたいした距離では無いのですが、その頃の体力からしてみると4キロくらいのロードワークは結構きつかったのでした。
しかし、それからそのランニングは習慣のようになって最近まで少し運動不足を感じると必ず走るようにしていました。
やはり若いときに基礎体力をしっかりとつけておくのは大切ですよね。
若いと言えば、桜が咲き始めた2日前くらいにまた頼まれてジュニア強化選手の練習の面倒をみました。
3人の男子と一人の女の子でみんなとても生きの良い若者でした。
コートの傍らに大きな桜の木があり満開に咲いていました。
一人の男子がものすごいヘビーなトップスピンを打っていました。
あまりのハードフルスィングのために彼は時折フレームショットしてとんでもないところにボールが飛んでいました。
でもきちんとコートにコントロールされると他の誰もまともにそのボールを打ち返せません。
あるとき、その子ともう一人の女の子が打ち合いになりました。
女の子は小柄なのですがものすごく動きが良く、どんなボールを打ってもなんとかして返球してしまいます。
そんなしつこく返す彼女にいらついたハードヒッターくんは、サービスラインくらいに浅く浮いてきたボールに対してこれでもかと言うくらいの超ハードヒットで挑みました。
すると力みすぎて蒸かしてしまったボールは、ものすごい勢いでコート上空横の桜の木を目がけて飛んでいきました。
満開の花の中へと打ち込まれたそのボールは、無残にも美しく咲く花弁を数本の若い枝ごとへし折って地上に落下させました。
その落ちた桜の枝を拾い上げてみると、ほんとに絵に描いたような桜満開の図でした。
僕はその哀れな花弁を悼むとともに、切れ味鋭い刃物ですっぱりと切って落としたような彼のパワーにも感動していました。
そしてそっとその落ちた桜の枝花を家に持ち帰りました。
花瓶にそれを生けて家のなかで風流に花見としゃれてみました。
美味しい焼酎を飲み、綺麗な桜を愛でながら昼間の若者達の爽やかなテニスを思い出し僕はとても良い気分でした。
そしてあらためてフットワークを意識してみると、我ながら実によく足を動かしているなと感心しました。
こんなに毎日々もうれつに動き回っていて大丈夫なのは、若い頃にしっかりと足腰を鍛えたおかげなのでしょうか。
中学生の頃、うちのすぐ近くの多摩川の河川敷を毎日のように走ってトレーニングしていました。
と言ってもたいした距離では無いのですが、その頃の体力からしてみると4キロくらいのロードワークは結構きつかったのでした。
しかし、それからそのランニングは習慣のようになって最近まで少し運動不足を感じると必ず走るようにしていました。
やはり若いときに基礎体力をしっかりとつけておくのは大切ですよね。
若いと言えば、桜が咲き始めた2日前くらいにまた頼まれてジュニア強化選手の練習の面倒をみました。
3人の男子と一人の女の子でみんなとても生きの良い若者でした。
コートの傍らに大きな桜の木があり満開に咲いていました。
一人の男子がものすごいヘビーなトップスピンを打っていました。
あまりのハードフルスィングのために彼は時折フレームショットしてとんでもないところにボールが飛んでいました。
でもきちんとコートにコントロールされると他の誰もまともにそのボールを打ち返せません。
あるとき、その子ともう一人の女の子が打ち合いになりました。
女の子は小柄なのですがものすごく動きが良く、どんなボールを打ってもなんとかして返球してしまいます。
そんなしつこく返す彼女にいらついたハードヒッターくんは、サービスラインくらいに浅く浮いてきたボールに対してこれでもかと言うくらいの超ハードヒットで挑みました。
すると力みすぎて蒸かしてしまったボールは、ものすごい勢いでコート上空横の桜の木を目がけて飛んでいきました。
満開の花の中へと打ち込まれたそのボールは、無残にも美しく咲く花弁を数本の若い枝ごとへし折って地上に落下させました。
その落ちた桜の枝を拾い上げてみると、ほんとに絵に描いたような桜満開の図でした。
僕はその哀れな花弁を悼むとともに、切れ味鋭い刃物ですっぱりと切って落としたような彼のパワーにも感動していました。
そしてそっとその落ちた桜の枝花を家に持ち帰りました。
花瓶にそれを生けて家のなかで風流に花見としゃれてみました。
美味しい焼酎を飲み、綺麗な桜を愛でながら昼間の若者達の爽やかなテニスを思い出し僕はとても良い気分でした。