2009年01月11日
脳トレテニススクールを作りたい!
今日は昨日とは一転して、爽やかな青空が広がる良い天気でしたが、気温は午後から下がり気味でとても寒くなりました。
一時は雪かみぞれのようなものが少し降り落ちてきて、そのまま天候が悪化するかと思われましたが大丈夫でした。
ところで、今日のレッスンで少し面白い発見をしました。
それは初心者の方達のクラスで、ボレーの練習中のことでした。
最初は普通にボール出ししてターゲットを狙ってもらって、簡単なストレートとクロスに打ち分けるという練習です。
しかし、初心者なのでまだあまりよくコースを狙うことも打ち分けるのも慣れていなくて空振りしたりまるで違う方向に飛ばしてしまうという状態でした。
ところが、僕がボールを出してその直後にコースを指定するという方法でやってみるとなぜかボレーの精度が高まったのです。
それまでラケットの真ん中にさえあまり上手く当たっていなかった人も、きちんと捉えてその上ターゲットの方向に飛ばす確率が格段に上がったのです。
あきらかに全員が、何もコースを指定する声掛けをしないときに較べて「赤いコーン」とか「黄色いコーン」と打つ直前に大きな声で指示した方が良くなっていました。
これはまったくの推測ですが、打つ直前のとても短い時間に明確な指令を脳に与えると空間認知能力が高い右脳のスイッチが入り、それによって空中でボールを捉えるボレーを上手く処理することができるのではないかと思うのです。
速聴とか速読で右脳を刺激すると、通常では無理な高速処理が可能になることは最近の研究でよく知られていることですが、打つ直前のわずか0.何秒という短い時間に指令を処理させるいわば速打ちトレーニングもそうした効果があるのではないでしょうか。
以前にかのニック・ボロテリーのアカデミーの練習メニューを紹介するビデオを観たことがあります。
その中に、ベースラインで後ろを向いたジュニア選手にネット方向へ振り向いた直後に少し速めのボール出しをして打たせるという練習がありました。
あれも短い時間ですばやく状況判断するという刺激を与えると、右脳が働いてパフォーマンスが高まるという練習効果を狙ったものなのでしょう。
あのアカデミー出身の錦織選手も、そういう右脳開発メニューで鍛えられてあれほどの活躍が出来るようになったのだと思います。
スポーツの才能は、もっている筋肉の質が良いと言うことも
もちろん大切ですがその筋肉をコントロールするのは脳の役割です。
ですからテニスのパフォーマンスを高めるには、筋力トレーニングと共に右脳のトレーニングも取り入れると飛躍的に向上すると思います。
強靱な体力と俊敏な筋力、そして閃きの脳力と鋼の心を備えられたら世界のトップも夢ではないでしょうね。
ニック・ボロテリーのアカデミーから何人ものトップレベルプレイヤーが出ているのは、こうした総合力を磨く練習メニューやカリキュラムが充実しているからなのです。
僕もそんなテニススクールを作ってみたいのですが、日本でフロリダみたいな気候温暖で土地の安いところがどこかにないですかね?
一時は雪かみぞれのようなものが少し降り落ちてきて、そのまま天候が悪化するかと思われましたが大丈夫でした。
ところで、今日のレッスンで少し面白い発見をしました。
それは初心者の方達のクラスで、ボレーの練習中のことでした。
最初は普通にボール出ししてターゲットを狙ってもらって、簡単なストレートとクロスに打ち分けるという練習です。
しかし、初心者なのでまだあまりよくコースを狙うことも打ち分けるのも慣れていなくて空振りしたりまるで違う方向に飛ばしてしまうという状態でした。
ところが、僕がボールを出してその直後にコースを指定するという方法でやってみるとなぜかボレーの精度が高まったのです。
それまでラケットの真ん中にさえあまり上手く当たっていなかった人も、きちんと捉えてその上ターゲットの方向に飛ばす確率が格段に上がったのです。
あきらかに全員が、何もコースを指定する声掛けをしないときに較べて「赤いコーン」とか「黄色いコーン」と打つ直前に大きな声で指示した方が良くなっていました。
これはまったくの推測ですが、打つ直前のとても短い時間に明確な指令を脳に与えると空間認知能力が高い右脳のスイッチが入り、それによって空中でボールを捉えるボレーを上手く処理することができるのではないかと思うのです。
速聴とか速読で右脳を刺激すると、通常では無理な高速処理が可能になることは最近の研究でよく知られていることですが、打つ直前のわずか0.何秒という短い時間に指令を処理させるいわば速打ちトレーニングもそうした効果があるのではないでしょうか。
以前にかのニック・ボロテリーのアカデミーの練習メニューを紹介するビデオを観たことがあります。
その中に、ベースラインで後ろを向いたジュニア選手にネット方向へ振り向いた直後に少し速めのボール出しをして打たせるという練習がありました。
あれも短い時間ですばやく状況判断するという刺激を与えると、右脳が働いてパフォーマンスが高まるという練習効果を狙ったものなのでしょう。
あのアカデミー出身の錦織選手も、そういう右脳開発メニューで鍛えられてあれほどの活躍が出来るようになったのだと思います。
スポーツの才能は、もっている筋肉の質が良いと言うことも
もちろん大切ですがその筋肉をコントロールするのは脳の役割です。
ですからテニスのパフォーマンスを高めるには、筋力トレーニングと共に右脳のトレーニングも取り入れると飛躍的に向上すると思います。
強靱な体力と俊敏な筋力、そして閃きの脳力と鋼の心を備えられたら世界のトップも夢ではないでしょうね。
ニック・ボロテリーのアカデミーから何人ものトップレベルプレイヤーが出ているのは、こうした総合力を磨く練習メニューやカリキュラムが充実しているからなのです。
僕もそんなテニススクールを作ってみたいのですが、日本でフロリダみたいな気候温暖で土地の安いところがどこかにないですかね?