2010年04月25日
10年ぶりのウッドラケット
僕が自分でストリングの張り替えをするようになった頃は、もうウッドラケットを使っている人はほとんどいませんでした。
そして自分自身もウッドからカーボンやグラファイト素材のラケットに変えて数年は経過していました。
ですからウッド製ラケットの張り替えはあまりやったことがなくて、こうしてテニスショップをやり始めてから確か3本くらいを手がけたのみです。
張ってみると別に難しいことなどないのですが、初めて木製ラケットの張り替えを頼まれたときは正直いって少しとまどいました。
まずあまりにもフェースサイズが小さくてストリングマシンにセットするときに、「あれっこれうまく填らないんじゃないか?」と思い。
やっとセットしてストリングを通してセンターを引こうとしたら、「スロートが開いていないけどこのまま引っぱって大丈夫か?」と心配して。
さらに「しまった張りパターンがよくわからない、どこのホールがメインとクロス兼用だったかな?」と頭を悩ませ。
古いテニス雑誌を引っぱり出してきてストリングパターンを調べて、それでも不安なので年輩の知り合いに電話して確認してようやく張り上げました。
そんなちょっと苦心しながら最後にウッドを張ったのはもう10年くらい前でした。
そんな少し苦手なウッドラケットの張り替えが今日ひさしぶりにやってきました。
初めてのお客さんでお持ち頂いたのはスノワートの木製ラケットでした。
しかしこれがあまり使っていないのか丁寧に扱われたのかとてもきれいなままでした。
握って少し振ってみるとなかなか重厚感があってどうやらプロモデルだなと思いました。
大きなロゴでVITASと書かれていて、最初はそのラケットのモデル名なんだろうと思ってましたが脇にゲルライティス(英語でしたがスペルを忘れました)とありました。
それで思い出しました、往年の名選手ビタス・ゲルライティスモデルだったのです。
と言っても若い方にはまったく、「?」でしょうがとにかくそういう選手が30年くらい前にいたのです。
ということはこのラケットもそれくらい前のものと言うことですね。
古いですがきれいでしっかりしているので張っていて亀裂が入ったり破損するリスクは無さそうなので張り替えを引き受けました。
約10年振りの木製ラケットの張り替え作業です。
古いストリングを切って捨てる前によくパターンを見て憶えておかないとまたあとで厄介なことになりますから慎重に観察して取りかかりました。
でも当たり前ですが木製といえども同じ硬式テニス用のラケットですからちょっとパターンが特殊な以外は別に今のものとそれほど変わりはなく通常の作業時間で終えることができました。
これをお持ちになった方は「なんだかちょっとウッドのラケットで打ってみたくなった」そうです。
張り上げたラケットを持ってみると僕も少し試し打ちしたいなと思いましたが、やはり10年くらい前に多摩川園ラケットクラブで働いているときに打ったことを思い出しました。
インドアスクールのコーチと二人でどこのメーカーかは忘れましたがかなり古い木製ラケットで打ち合ってみました。
ストロークはそれなりに味があって面白かったのですが、ボレーしたときにまるでボールが飛ばなくて驚きました。
いまのラケットと同じくらいのボレーショットを打とうとしたらかなり振らないとダメでした。
そう言えば昔は木製ラケットでボレーするとき今よりもずっと大きな振りで打っていたなと思い出しました。
ラケットの進化のおかげでボレーは格段に打ちやすくなったのです。
でもそんな進化したラケットを旧態依然とした使い方をしていたら、ボールが恐ろしく遠くに飛んでしまうのは当たり前ですね
そして自分自身もウッドからカーボンやグラファイト素材のラケットに変えて数年は経過していました。
ですからウッド製ラケットの張り替えはあまりやったことがなくて、こうしてテニスショップをやり始めてから確か3本くらいを手がけたのみです。
張ってみると別に難しいことなどないのですが、初めて木製ラケットの張り替えを頼まれたときは正直いって少しとまどいました。
まずあまりにもフェースサイズが小さくてストリングマシンにセットするときに、「あれっこれうまく填らないんじゃないか?」と思い。
やっとセットしてストリングを通してセンターを引こうとしたら、「スロートが開いていないけどこのまま引っぱって大丈夫か?」と心配して。
さらに「しまった張りパターンがよくわからない、どこのホールがメインとクロス兼用だったかな?」と頭を悩ませ。
古いテニス雑誌を引っぱり出してきてストリングパターンを調べて、それでも不安なので年輩の知り合いに電話して確認してようやく張り上げました。
そんなちょっと苦心しながら最後にウッドを張ったのはもう10年くらい前でした。
そんな少し苦手なウッドラケットの張り替えが今日ひさしぶりにやってきました。
初めてのお客さんでお持ち頂いたのはスノワートの木製ラケットでした。
しかしこれがあまり使っていないのか丁寧に扱われたのかとてもきれいなままでした。
握って少し振ってみるとなかなか重厚感があってどうやらプロモデルだなと思いました。
大きなロゴでVITASと書かれていて、最初はそのラケットのモデル名なんだろうと思ってましたが脇にゲルライティス(英語でしたがスペルを忘れました)とありました。
それで思い出しました、往年の名選手ビタス・ゲルライティスモデルだったのです。
と言っても若い方にはまったく、「?」でしょうがとにかくそういう選手が30年くらい前にいたのです。
ということはこのラケットもそれくらい前のものと言うことですね。
古いですがきれいでしっかりしているので張っていて亀裂が入ったり破損するリスクは無さそうなので張り替えを引き受けました。
約10年振りの木製ラケットの張り替え作業です。
古いストリングを切って捨てる前によくパターンを見て憶えておかないとまたあとで厄介なことになりますから慎重に観察して取りかかりました。
でも当たり前ですが木製といえども同じ硬式テニス用のラケットですからちょっとパターンが特殊な以外は別に今のものとそれほど変わりはなく通常の作業時間で終えることができました。
これをお持ちになった方は「なんだかちょっとウッドのラケットで打ってみたくなった」そうです。
張り上げたラケットを持ってみると僕も少し試し打ちしたいなと思いましたが、やはり10年くらい前に多摩川園ラケットクラブで働いているときに打ったことを思い出しました。
インドアスクールのコーチと二人でどこのメーカーかは忘れましたがかなり古い木製ラケットで打ち合ってみました。
ストロークはそれなりに味があって面白かったのですが、ボレーしたときにまるでボールが飛ばなくて驚きました。
いまのラケットと同じくらいのボレーショットを打とうとしたらかなり振らないとダメでした。
そう言えば昔は木製ラケットでボレーするとき今よりもずっと大きな振りで打っていたなと思い出しました。
ラケットの進化のおかげでボレーは格段に打ちやすくなったのです。
でもそんな進化したラケットを旧態依然とした使い方をしていたら、ボールが恐ろしく遠くに飛んでしまうのは当たり前ですね