2012年02月29日
電子ラケット
最近のラケットの進化はめざましいものがありますから、たとえば10年も前のラケットに較べたら反発力がかなり増しています。
10年でもそれほどの違いがあるのですから、20年近くも以前のラケットを使っている方が最新型を試してみたらすごいことになります。
どんな感じかというと、年代物の錆び付いた自転車から最新型のロードレーサータイプに乗り換えたくらい違うと思います。
だから最初は慣れるまで少し時間がかかりますが、使い方がわかってきたら今まで打ったことのないような火の玉ショット連発です!
そんな大袈裟なと思われるかも知れませんが、実際にレッスンでかなり古いラケットをお使いだった方に新しいのを勧めて使ってもらったら見違えるようにナイスショットの連発で提案したした自分がいちばん驚いてしまいました。
たまたまその最新モデルがその方にベストマッチしていたのだと思いますが、そんなに合っているのに他にもっと良いのがあるのではないかと考えてしまったようでお買い上げには至りませんでした。
というかその方にとっては別に速いボールが打てることは重視していないようで、それならは何をラケットに求めるのかと尋ねてみると「そんなの全然わからない」そうでした
だけど自分がラケットの性能のなかで何を必要として何が不要なのかを知らないとなかなかラケットを選ぶことが難しいのではないかと思います。
それでさらにそのことを言ってみると「とにかく今よりも上手くなれるラケットが良いです!」だそうです。
そりゃ誰だって今よりも上手くなれることを望んでいるでしょうが、それをラケットの性能に求めても果たして良いものだろうか?
もしも未来にはコンピューター制御の電子ラケットが出来て、人間がラケットをボールに向かってアバウトに降り出してもセンサーが働いてラケットが勝手にボールをセンターで捉えて目標に向かって的確な高さとスピードに回転をコントロールして打ち返す。
そんなハイテクラケットがいつの日か登場するでしょうね。
カメラのオートフォーカスみたいにラケットのセンターオートフォーカス機能とかオプションで人間は走るだけでボールの打ち合いはテニスロボットに任せる。
そんな未来社会がいつか実現してしまうのでしょうか。