2009年06月07日
無我の境地
なんだかもう梅雨が明けてしまったのか?と思わせるような暑さですね。
日差しが強くて暑いだけでなく、気温と湿度がすでに真夏なみのようです。
さきほど日差しをまったく遮ってくれるインドアコートでほんの30分ほどラリーをしただけで、久しぶりに汗びっしょりになってしまいました。
相手は自分の息子よりも若い男のコーチだったのですが、速いサーフェースのインドアでガンガンと打ち合ってしまいました。
最近はそんなに速いペースで打ち合うこともすっかりなくなっていたので、タイミングがなかなか合わずに食い込まれ気味でした。
ようやくタイミングがつかめてきて納得のいく返球が出来てきた、と思った頃にコートの空き時間が終了で残念でした。
しかし、まだ時間があったとしても実は体力が無くなっていてそれ以上はそんなハードな打ち合いを続ける元気は底をつき始めていました。
それにまた少し痛みを感じるようになってきた手首も加熱ぎみでしたのでちょうど良い潮時だったかも知れません。
だけど久しぶりに速いテンポの打ち合いをしてみると、やはりスピーディーなラリーはとても楽しくて夢中になってしまいますね。
始めは「うわー何だよ、オッさん相手にこんな速いボールをいきなり打つか」と思いましたが、最後はそのファーストボールが実に心地よく打てる。
右脳のスイッチが入った感じで、身体が自然に反応して誰か別人の身体に入ってプレイしているような奇妙な感覚。
試合で戦っているときにそんな状態になれると、まるスーパーサイヤ人みたいなもう一人の自分とバトンタッチしたみたいに何をやっても上手くいくような境地になることがまれにあります。
それがもしスタート直後から勝つまで続いてくれたらずいぶんと戦績が良いのでしょうが、長く持続できた試しがありません。
たいていは「あれっ、この人だれ?すごいプレイしてくれるな、これは夢かな」なんて思い始めて元に戻るのです。
そんな一瞬だけなので試合にはほとんど意味を成さないわけで、これを僕は「無我の境地」ならぬ「無駄の境地」と呼んでいます。
レベルがあまりにも違いすぎて引き合いに出すのもおこがましいですが、フェデラーの調子の良いときのプレイはきっと正に「無我の境地」で決して彼の場合はそれを否定的に考えたりはしないので勝つまでそれを維持することが可能なのでしょうね。
今日のフレンチオープンでは果たしてその領域に早く到達して、勝つまでそれをキープできるでしょうか?
日差しが強くて暑いだけでなく、気温と湿度がすでに真夏なみのようです。
さきほど日差しをまったく遮ってくれるインドアコートでほんの30分ほどラリーをしただけで、久しぶりに汗びっしょりになってしまいました。
相手は自分の息子よりも若い男のコーチだったのですが、速いサーフェースのインドアでガンガンと打ち合ってしまいました。
最近はそんなに速いペースで打ち合うこともすっかりなくなっていたので、タイミングがなかなか合わずに食い込まれ気味でした。
ようやくタイミングがつかめてきて納得のいく返球が出来てきた、と思った頃にコートの空き時間が終了で残念でした。
しかし、まだ時間があったとしても実は体力が無くなっていてそれ以上はそんなハードな打ち合いを続ける元気は底をつき始めていました。
それにまた少し痛みを感じるようになってきた手首も加熱ぎみでしたのでちょうど良い潮時だったかも知れません。
だけど久しぶりに速いテンポの打ち合いをしてみると、やはりスピーディーなラリーはとても楽しくて夢中になってしまいますね。
始めは「うわー何だよ、オッさん相手にこんな速いボールをいきなり打つか」と思いましたが、最後はそのファーストボールが実に心地よく打てる。
右脳のスイッチが入った感じで、身体が自然に反応して誰か別人の身体に入ってプレイしているような奇妙な感覚。
試合で戦っているときにそんな状態になれると、まるスーパーサイヤ人みたいなもう一人の自分とバトンタッチしたみたいに何をやっても上手くいくような境地になることがまれにあります。
それがもしスタート直後から勝つまで続いてくれたらずいぶんと戦績が良いのでしょうが、長く持続できた試しがありません。
たいていは「あれっ、この人だれ?すごいプレイしてくれるな、これは夢かな」なんて思い始めて元に戻るのです。
そんな一瞬だけなので試合にはほとんど意味を成さないわけで、これを僕は「無我の境地」ならぬ「無駄の境地」と呼んでいます。
レベルがあまりにも違いすぎて引き合いに出すのもおこがましいですが、フェデラーの調子の良いときのプレイはきっと正に「無我の境地」で決して彼の場合はそれを否定的に考えたりはしないので勝つまでそれを維持することが可能なのでしょうね。
今日のフレンチオープンでは果たしてその領域に早く到達して、勝つまでそれをキープできるでしょうか?
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