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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

ミスの連鎖を断ち切れ

昨日のブログで、最近の花粉症でミスする人が増えている気がするというようなことを書きました。

それで今日のレッスンではどんな人がミスするかよく観察してみました。

しかし、花粉症とはまだ無縁のジュニアクラスの子供たちにも「この子達はみんな花粉症か?」と思うようなことがありました。

そしてその後の大人の一般クラス、しかもスクール内トップの方々が集まる上級クラスでも似た現象を目撃しました。

それはミスの連鎖反応でした。

例えばストローク対ボレーの打ち合いでボレー側が1ミスで交替というルールでやっているときに、誰かが簡単なボールをネットミスするとそれがかなり続けて何人にも及ぶのです。

とても難しいボールが何球も続いているというわけではなくて、むしろどちらかというと易しいボールなのにまるっきりラケットのセンターに当たっていないようなミスを何人もが繰り返すのでした。

これは花粉症とは関係のない何か心理的な要因を感じてさらに観察してみるとある事に気づきました。

子供達もそして大人の方々でもそのクラスのなかで、最も上手くてレベルが高いと誰しも考えているプレーヤーがいます。

ミスの連鎖反応を起こすのはその優秀な人が「えっ?」というような凡ミスをしたあとから発生していたのですびっくり

それは恐らく「うわー、あの達人がミスっちゃうようだと自分も絶対まちがいなくミスるよな冷や汗」という深層心理が働くのではないかと思います。

そしてその連鎖反応は達人がミスしたところを目撃してショックを受けた人たちが一通り打ち終わるか、もしくはそういうナイーブな感性を持ち合わせていない、良く言えばタフ、はっきり言うと鈍感な人が次の打順にくるまで続くのです。

レベルが違っても例えばグランドスラム大会で、フェデラーとかなりランキング下位の選手が戦っているとします。

フェデラーと言えどもごく稀にしょうもない凡ミスをすることがあり、それがストロークのフレームショットで相手コートに「どうぞお打ち下さい」というようなチャンスボールを送ってしまったりします。

でもその対戦者はさっきの心理と同じで「うわー、フェデ様でもあんなミスするくらいじゃオイラなんか下手したら空振りするかも困った」なんて考えてしまうんですね。

そしてせっかくの1セットに1回あるかないかのフェデラー発の大チャンスボールを見事にしくじるわけです。

だからなかなか自分よりも格上の相手には勝てないものなんですよね。

上手いと思っている人がミスするのを見ると動揺するし、逆に自分より格下と甘く見ている相手に良いショットを打たれてもやはりショックを受けて負けたりします。

やはり体力や技術だけでなく精神力も鍛えて強くしないとダメだということなんでしょうねナイス!
日記 | 投稿者 fresco 00:03 | コメント(0)| トラックバック(0)
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