2010年06月10日
ポリはテンション設定に注意
ATP100位内の男子プロテニス選手がポリエステル系ストリングを使用する割合はいまや70%を越え、女子選手のなかにもかなりの使用者がいるようです。
僕が約10年ほどまえにテニスショップを始めた頃はまだナチュラルストリングが主流でした。
しかしその頃に活躍していたクエルテン選手がベルギーのルキシロンというストリングメーカーがつくるポリエステルを使っていたことで、一躍その名を知られるようになったのでした。
それからプロ選手のあいだでポリエステルの良さが認知されはじめてこの10年でATP認定ストリングの座をナチュラルから奪い取ってしまいました。
昔のポリエステルストリングを使った経験がある方なら知っていると思いますが、その頃の印象はとにかく硬い打球感でメリットは切れにくいということのみというものです。
それが今の技術力でとても柔らかくソフトな打球感のものが開発され、反発力が優れていてスピン性能も高いそしてテンション維持能力が著しく向上した上に従来の耐久性抜群というのもそのままとくれば支持されて当然です。
プロ選手がいちばんポリエステルを選ぶ理由は長い試合を戦っても切れずに同一テンションを損なわずにいられるというのが第一だそうです。
ただこのポリエステルに初めてチャレンジする方に知っておいて頂きたいのはテンションについてです。
先ほども書きましたがポリエステルはテンション維持性能が高いので、たとえば最初に55ポンドで張り上げたら1ヶ月以上それほど緩まずにそのままです。
一方いままでナイロンを張っていたとしたら、同じ55ポンドで張り上げても2~3日で10ポンド近くは落ちます。
プロ並みに張り立てしか使わないのであれば別ですが、たいていの方はそのままこまめに張り替える方でも1~2ヶ月は使っていると思います。
そうすると55ポンドで張っても実際に打っているときのテンションは45ポンドくらいになっているはずです。
テンションが落ちにくいポリエステルを同じくらいで使おうとするならば、少しは落ちることを考えても50くらいにしておくべきなのです。
それでポリエステルストリングのパッケージには通常の使用テンションよりも約10%程度ひくく張り上げることを推奨しているわけです。
せっかくメリット抜群のポリエステルなのに、いままでのナイロンと同じテンションで張ってしまうと特に硬い打球感が苦手な方には良さがわかりにくいということになるので注意しましょう。
ちょっとポリエステルに興味がわいてもっと詳しく知りたいと思われたら、フレスコテニスショップへどうぞお越しください!
僕が約10年ほどまえにテニスショップを始めた頃はまだナチュラルストリングが主流でした。
しかしその頃に活躍していたクエルテン選手がベルギーのルキシロンというストリングメーカーがつくるポリエステルを使っていたことで、一躍その名を知られるようになったのでした。
それからプロ選手のあいだでポリエステルの良さが認知されはじめてこの10年でATP認定ストリングの座をナチュラルから奪い取ってしまいました。
昔のポリエステルストリングを使った経験がある方なら知っていると思いますが、その頃の印象はとにかく硬い打球感でメリットは切れにくいということのみというものです。
それが今の技術力でとても柔らかくソフトな打球感のものが開発され、反発力が優れていてスピン性能も高いそしてテンション維持能力が著しく向上した上に従来の耐久性抜群というのもそのままとくれば支持されて当然です。
プロ選手がいちばんポリエステルを選ぶ理由は長い試合を戦っても切れずに同一テンションを損なわずにいられるというのが第一だそうです。
ただこのポリエステルに初めてチャレンジする方に知っておいて頂きたいのはテンションについてです。
先ほども書きましたがポリエステルはテンション維持性能が高いので、たとえば最初に55ポンドで張り上げたら1ヶ月以上それほど緩まずにそのままです。
一方いままでナイロンを張っていたとしたら、同じ55ポンドで張り上げても2~3日で10ポンド近くは落ちます。
プロ並みに張り立てしか使わないのであれば別ですが、たいていの方はそのままこまめに張り替える方でも1~2ヶ月は使っていると思います。
そうすると55ポンドで張っても実際に打っているときのテンションは45ポンドくらいになっているはずです。
テンションが落ちにくいポリエステルを同じくらいで使おうとするならば、少しは落ちることを考えても50くらいにしておくべきなのです。
それでポリエステルストリングのパッケージには通常の使用テンションよりも約10%程度ひくく張り上げることを推奨しているわけです。
せっかくメリット抜群のポリエステルなのに、いままでのナイロンと同じテンションで張ってしまうと特に硬い打球感が苦手な方には良さがわかりにくいということになるので注意しましょう。
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