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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

今のテニスツール環境は恵まれている

このまえとても緩く張り上げた僕自身のラケットストリングですが、その後もなかなか良いことが多くてますます気に入っています。

なんと言ってもサービスに関してはこの緩いテンションにした方が格段にハイテンションよりもメリットか多いです、というかデメリットが今のところありません。

サービスを重視していたマッケンローが超ローテンションにこだわっていたのがよくわかります。

そして同じくマックの十八番だったボレー、とくにハーフボレーはそのユルユルテンションの効果絶大です。

たとえばベースラインより少し前で構えていて、足下に速めのボールを打ちこまれてしまってもショートバウンドでハーフボレー気味にして難なく返球、しかも相手コート深くにです。

これも今でこそ珍しくないことですがかつてはマッケンローくらいしかやっていないことで、彼がどれほど先進的なテニスをしていたか30年後の今となってよくわかりました。

思えば僕はメーカーからもらえるデモラケットが110サイズの大きめだったので、それを使うために60ポンド以上のハイテンションにする必要がありいつの間にかそんな硬いテンションになっていたのでした。

それと昔の手動式のストリングマシンでの数値と現在のコンピューター制御マシンのそれとではかなり違ってきているということもあるのに気づきました。

昔の手動式で60ポンドで張ったとしても、その当時の僕自身の張り上げテクニックが未熟だったこともありますが今のマシンと較べたら10ポンドくらい緩かっただろうと推測できます。

最近のマシンはコンピューターで正味60なら60ポンドで引き続けてくれますし、ストリングを留めるクリップや支えるターンテーブルも格段に精度が高くなっています。

そしてラケットフレームもストリングを通すホールが滑らかになっていてすべてのストリングに均一にテンションがかかりやすく作られていることも以前と較べたら著しく向上しています。

それで昔なら考えられなかった30ポンドなんていうローテンションでも十分に使えるようになったのではないかと思います。

20年前の手動式で未熟な僕が30ポンドなどで張り上げたとしたら、それはおそらく20ポンド以下になっていたのでしょう。

いくら緩いと良く飛ぶメリットがあるとは言っても20を切るほど低いテンションではさすがにボールを弾きません。

飛ばないフレームに反発力の低いストリングを、実際の数値より10ポンド近く下回るテンションで張り上げていたあの頃と、今のよく飛ぶラケットに超反発性能ストリングをコンピューター制御で張り上げられる現在のテニス事情を較べたら正に隔世の感ありです。 
ナイス!
日記 | 投稿者 fresco 00:12 | コメント(0)| トラックバック(0)
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