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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

スーパードライなストリング

実に久しぶりに雨でレッスンが中止になってしまった気がします。

記録的な連日の乾燥注意報もこれで一旦は治まるのかも知れませんが、雪のときと雨が降るときとでは湿度にも差があるのでしょうか。

今日は午後からとても良い天気になりましたがまた明日か明後日には崩れてしまうらしいですが、それで乾燥し過ぎた空気が少しでも潤ってくれるならば致し方ないところです。

こんなに乾燥しているとほんとにいろいろと困ることが出てきます。

一つはこの前も書いたかも知れませんがストリングが乾燥して切れやすくなっていることです。

こないだナチュラルで一番高価なバボラのVSTEAMを張っていたときは、張り上げている最中にストリングを引っ張る音がなんだか今にも切れてしまいそうな乾いたものでちょっと恐ろしい感じでした。

1万円もするストリングが張っている途中で「ビチッ」とか言って切れてしまったらもうかなりへこみますね。

昔のナチュラルに較べたらコーティング加工がされていてそんな簡単には切れたりしないですし、アルミコーティングのパッケージで保護されているので空気が乾燥していてもストリングは大丈夫なはずです。

でもやはり湿度が適度にあるときに較べると張っているときの音が微妙に違っていて、「キシキシ」とか「ビシビシ」という乾いた今にもプツンといきそうな実に嫌な音を立てます。

打っているときの音も少し違うし、もちろん打球感も変わっていると思います。

たぶん暖かい湿度が豊富な時期と較べたら文字通り乾いた当たりになっているでしょう。

ボールも乾燥して気温が低いのでゴムが固く弾力性を失っていますからそんな乾いたストリングを張ってあるラケットで打つと超スーパードライでまるでビールみたいな打球感です。

そういえばナチュラルストリングの心地よさは美味しい麦芽100%の本物のビールみたいな深い味わいを持っていると言えるものです。

なかなかあの素晴らしい、そして奥深い打球感を化学繊維系のストリングで出すのは難しいでしょう。

最近はビールに迫る美味しさの第二とか第三のビールと言われる発泡酒が出てきていますが、あくまでも近づいているだけであって本物のビールを越えるほどのものはまずありません。

ストリングもナチュラルに迫る打球感のものが一生懸命に開発されてきましたが、なかなか「ビールと間違えるよな」みたいな「ナチュラルと間違える」ような化学繊維ストリングは未だに現れていません。

わかる人が打ってみて「あれ、これはどっちだナチュラルか化学繊維か」と考え込んでしまうほどのものが出てくる日が訪れるかな?
日記 | 投稿者 fresco 17:00 | コメント(0) | トラックバック(0)

腰使いが絶妙だったマイコーチ

こないだテニスマガジンの堀内昌一氏のサービスに関する記事を読んでから、腰の使い方を意識してサービスをしていました。

記事にあるような少々むずかしい腰の動かし方が出来ているのかどうかはよくわかりませんが、腰に気をつけてサービスを打つと確かに良くなっていると思います。

自分自身でもそれは実感できていますし、レッスンでも腰の使い方について少しアドバイスしてみると明らかに良好な結果を得られていると思います。

今日のレッスンでも「腰をこういう風に動かして打ってみて」とアドバイスした直後に驚くほど勢いよくサービスが打てるようになったのを目の当たりにできました。

しかし、考えてみると以前から腰の使い方が大切なことは遠い昔に僕自身がまだテニススクールに通っている頃にコーチから言われて知っていたことだなと思い出しました。

このところ腰が痛くて大切なのはわかっていても使うに使えない状態だったのでした。

それも昨年から使い始めた腰痛ベルトのおかげですっかり腰の痛みを抑え込めているので再び「腰打ち」?サービスが復活できたのかも知れません。

そして30年以上も昔に僕のコーチが言っていたことは実に的を射た事だったと今になって確認できました。

それは他にももっとたくさんのいろんなアドバイスを受けたなかでなぜかずっとそのことだけが昨日のようにはっきりと心に焼き付いていたのです。

たぶんそれが普遍の正しいサービスの原理だったからなのだと今になって気づきました。

数十年もまったく色褪せない素晴らしいアドバイスをしてくれたあのコーチは今どうしているのか?

おなじ業界に身を置くようになっていつかどこかで出会ったらお礼を言おうと思っていましたが未だに会えず仕舞いです。

と言っても実はアドバイスはしっかり憶えているのにそのコーチのことはよく思い出せないのでした。

だから今までにもしかしたらどこかで出会ったことがあるかも知れず、試合で対戦したことがあったりして。

あの時にアドバイスを受けて練習したサービスでそのコーチからノータッチエースを奪えたら最高の恩返しなのですが。

でも考えてみると高校生くらいだった僕に対してそのコーチは20代後半くらいでしたから10歳以上は年長です。

そうすると今は・・・もう還暦を過ぎていらっしゃるびっくり

残念ですが、試合で巡り合うにはちょっと年齢差が大きすぎましたビミョー

日記 | 投稿者 fresco 00:09 | コメント(0) | トラックバック(0)
fresco
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