2010年08月09日
柔らかくないボール
最近のレッスンでずつとサービスをやっていますが、その過程であらためて今のラケットが以前に比べて格段に反発力が進化していることを思い知りました。
反発力、つまりラケットがボールを弾き返す力の強さのことです。
なぜそれを実感したかというと、フラットに少し順回転をかけて打ついわゆるフラットスピンと呼ばれるサービスがとても容易になったと思うからです。
反発力の低いラケットでそのフラットスピンを打とうとしてもなかなか回転とスピードの両立がむずかしくて、回転が効き過ぎて遅くなるか逆に速くしようとすると回転がかからなくなるかのどちらかになりやすかったものでした。
それが最新型のラケットは少ない力と動きでもスピードのあるボールを打ち出せるのと、下から上への振り抜き速度も格段に速くなっているのです。
この二つが向上していることでサービスエリアに落とすのに十分な順回転と、着地してから前方に強く弾む速度を可能にしているというわけです。
しかもそれが実にシンプルな肩、肘、そしてリストワークの基本的な連携動作さえできれば打ててしまうのです。
そんな理想的なフラットスピンの練習のために飽きるほどサービス練習していた昔は「一体なんだったんだ」って気持ちになりますが、そんな事考えたらサービスだけに限らないですね。
ストロークだってボレーだって、以前ならもっと多くの時間をコートで汗を流して培ったものが今はほんとに少ない時間で良いボールを打てるようになりました。
たとえば車も道具だと考えてみれば技術の進歩はドライバーの能力をはるかに凌いでしまうことは明かです。
50年前のレーシングカーを当時のF1チャンピオンが操っても、最新型の市販フェラーリと腕の良い素人ドライバーにかなわないでしょう。
そう考えてみるとテニスでも、木製ラケットのチルデン選手に最新型のたとえばイグナイトを使ったアマチュアチャンピン選手が挑んだら勝てるのかも知れません。
しかし、チルデンが苦戦して転んでも反発力が高すぎて「柔らかいボール」は打てないかも知れませんが
反発力、つまりラケットがボールを弾き返す力の強さのことです。
なぜそれを実感したかというと、フラットに少し順回転をかけて打ついわゆるフラットスピンと呼ばれるサービスがとても容易になったと思うからです。
反発力の低いラケットでそのフラットスピンを打とうとしてもなかなか回転とスピードの両立がむずかしくて、回転が効き過ぎて遅くなるか逆に速くしようとすると回転がかからなくなるかのどちらかになりやすかったものでした。
それが最新型のラケットは少ない力と動きでもスピードのあるボールを打ち出せるのと、下から上への振り抜き速度も格段に速くなっているのです。
この二つが向上していることでサービスエリアに落とすのに十分な順回転と、着地してから前方に強く弾む速度を可能にしているというわけです。
しかもそれが実にシンプルな肩、肘、そしてリストワークの基本的な連携動作さえできれば打ててしまうのです。
そんな理想的なフラットスピンの練習のために飽きるほどサービス練習していた昔は「一体なんだったんだ」って気持ちになりますが、そんな事考えたらサービスだけに限らないですね。
ストロークだってボレーだって、以前ならもっと多くの時間をコートで汗を流して培ったものが今はほんとに少ない時間で良いボールを打てるようになりました。
たとえば車も道具だと考えてみれば技術の進歩はドライバーの能力をはるかに凌いでしまうことは明かです。
50年前のレーシングカーを当時のF1チャンピオンが操っても、最新型の市販フェラーリと腕の良い素人ドライバーにかなわないでしょう。
そう考えてみるとテニスでも、木製ラケットのチルデン選手に最新型のたとえばイグナイトを使ったアマチュアチャンピン選手が挑んだら勝てるのかも知れません。
しかし、チルデンが苦戦して転んでも反発力が高すぎて「柔らかいボール」は打てないかも知れませんが
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