2008年06月09日
リターンの極意?ボールは耳で見ろ!
最近はこうしてブログを書いたり、読んだり、それに毎日たくさん配信される各種メルマガを読むのでかなり目を使います。
それで夜になるととても目が疲れてきて、ひどいときにはそれが翌日の朝になっても続いていて、なにか目の焦点が定まらないようなことがよくあります。
そしてそういうときにテニスするとゆっくりしたボール楢大丈夫なのですが、すこし速めに打たれるともうお手上げです。
それと暗いところだとなおさら見えにくくて、屋根付きコートができて良かったのですが天気が悪いときに照明を点けないとボールがよく見えません。
もともとは視力はかなり良い方で2.0以上はありました、視力検査ではそこまでしか検査できないので2.0ですがたぶん3.0くらいいけたんではないかと思います。
通常の検査のためにあるラインよりも2メートルくらい後ろにならんでいても、いちばん小さいのが見えていましたから。
でも視力が良いのと、動態視力が良いのは別なようです。
普通の視力が良くても動態視力はあまり良くない人もいれば、逆に通常の視力は良くないのに動態視力はとても良いということがあるようです。
昔、ナブラチロワがメガネをかけ始めたときに彼女は視力があまり良くない事を知りましたが、でもあれだけのプレイができるのはやはり抜群の動態視力があってこそだと思います。
もっと身近でもコーチの仲間や選手の知り合いにもメガネをかけていて近視なのだけど、速いボールにものすごく強い人がわりに多いような気がします。
でもその話を以前のスクールで先輩に話したら、彼はまたとてもユニークな見解を持っていました。
それはその話のきっかけになった別の若手コーチについて、僕が「Gくんの視力を知ってますか?なんと0.03くらいしかないらしいですよ、なのにあいつはけっこう速いボールに強くてボレーもレシーブも相当なスピードボールをわけなく打ちますよ」と先輩に言ったのです。
それに対する先輩のコメントが「そりゃあれだよ、あいつは動態視力が良くてうまく打っているワケじゃ無いと思う」と言うのです。
僕「そうですか、でもこの前の練習であいつの正面に渾身の突き球をぶつけるように打ったんですけど平気な顔してストップボレーでいなされましたよ、やっぱり動態視力抜群じゃないですか?」と言うと。
先輩「違う違う、ありゃボールがよく見えてあんなの打っているんじゃないよ」
僕「えっ、それじゃ何なんです?あの超絶技巧のストップボレーは」
先輩「あれはなまったくボールが見えてなくて、ものすごく速いボールだということもわかっていないから出来るんだな、つまりあいつは座頭市みたいに音でボールを判断しているわけだ」
僕「はぁー?・・・」
先輩「だってさこないだ俺もあいつの右肩ねらって思い切りボールを打ったんだよ、確かにやつはいつもだとそれをまったく恐れずに体を捻ってブロックするんだけどさ、そのときたまたまコートの真上にヘリコプターが旋回してたんだよ」
僕「ヘリコプター?それでどうなったんですか」
先輩「言っただろあいつは座頭市テニスだって、だからボールを見て打つんじゃなくていわば耳で゛見て ゙打っているわけだ、だからヘリコプターの騒音でその耳が使えなくなったらもう緩いボールだって空振りだし、ましてや速いボールが体に向かってきたら直撃だよ、可愛そうなことしちゃったけどボールが右肩より少し逸れて右の首あたりにヒットしちゃったよ」
僕「あー、あの首の青アザは先輩のしわざだったんですかぁー」
そんなひどい先輩でしたが、その後なにかの雑誌の実験で「音による空間認知力は侮れない!」というのを読んでそのお気楽な先輩の言っていたことはまんざらデタラメでもなかったことを知り驚きました。
トッププロは速いサービスのリターンでは、相手がボールを打つときの音から得られる情報ですばやく反応して打ち返すことが可能だといいます。
本日の格言は「耳は目ほどにボール見る」です!
それで夜になるととても目が疲れてきて、ひどいときにはそれが翌日の朝になっても続いていて、なにか目の焦点が定まらないようなことがよくあります。
そしてそういうときにテニスするとゆっくりしたボール楢大丈夫なのですが、すこし速めに打たれるともうお手上げです。
それと暗いところだとなおさら見えにくくて、屋根付きコートができて良かったのですが天気が悪いときに照明を点けないとボールがよく見えません。
もともとは視力はかなり良い方で2.0以上はありました、視力検査ではそこまでしか検査できないので2.0ですがたぶん3.0くらいいけたんではないかと思います。
通常の検査のためにあるラインよりも2メートルくらい後ろにならんでいても、いちばん小さいのが見えていましたから。
でも視力が良いのと、動態視力が良いのは別なようです。
普通の視力が良くても動態視力はあまり良くない人もいれば、逆に通常の視力は良くないのに動態視力はとても良いということがあるようです。
昔、ナブラチロワがメガネをかけ始めたときに彼女は視力があまり良くない事を知りましたが、でもあれだけのプレイができるのはやはり抜群の動態視力があってこそだと思います。
もっと身近でもコーチの仲間や選手の知り合いにもメガネをかけていて近視なのだけど、速いボールにものすごく強い人がわりに多いような気がします。
でもその話を以前のスクールで先輩に話したら、彼はまたとてもユニークな見解を持っていました。
それはその話のきっかけになった別の若手コーチについて、僕が「Gくんの視力を知ってますか?なんと0.03くらいしかないらしいですよ、なのにあいつはけっこう速いボールに強くてボレーもレシーブも相当なスピードボールをわけなく打ちますよ」と先輩に言ったのです。
それに対する先輩のコメントが「そりゃあれだよ、あいつは動態視力が良くてうまく打っているワケじゃ無いと思う」と言うのです。
僕「そうですか、でもこの前の練習であいつの正面に渾身の突き球をぶつけるように打ったんですけど平気な顔してストップボレーでいなされましたよ、やっぱり動態視力抜群じゃないですか?」と言うと。
先輩「違う違う、ありゃボールがよく見えてあんなの打っているんじゃないよ」
僕「えっ、それじゃ何なんです?あの超絶技巧のストップボレーは」
先輩「あれはなまったくボールが見えてなくて、ものすごく速いボールだということもわかっていないから出来るんだな、つまりあいつは座頭市みたいに音でボールを判断しているわけだ」
僕「はぁー?・・・」
先輩「だってさこないだ俺もあいつの右肩ねらって思い切りボールを打ったんだよ、確かにやつはいつもだとそれをまったく恐れずに体を捻ってブロックするんだけどさ、そのときたまたまコートの真上にヘリコプターが旋回してたんだよ」
僕「ヘリコプター?それでどうなったんですか」
先輩「言っただろあいつは座頭市テニスだって、だからボールを見て打つんじゃなくていわば耳で゛見て ゙打っているわけだ、だからヘリコプターの騒音でその耳が使えなくなったらもう緩いボールだって空振りだし、ましてや速いボールが体に向かってきたら直撃だよ、可愛そうなことしちゃったけどボールが右肩より少し逸れて右の首あたりにヒットしちゃったよ」
僕「あー、あの首の青アザは先輩のしわざだったんですかぁー」
そんなひどい先輩でしたが、その後なにかの雑誌の実験で「音による空間認知力は侮れない!」というのを読んでそのお気楽な先輩の言っていたことはまんざらデタラメでもなかったことを知り驚きました。
トッププロは速いサービスのリターンでは、相手がボールを打つときの音から得られる情報ですばやく反応して打ち返すことが可能だといいます。
本日の格言は「耳は目ほどにボール見る」です!