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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

テンションの好みはなかなか変わらない

最近、小さめのフェースに緩くストリングを張ってみたのですがこれがとても良い感じです。

いままでどうしてもストリングを硬く張ることにこだわっていてなかなか緩く張ることができなかったのですが、なぜか最近になってローテンションを受け入れられるようになりました。

なぜ緩いテンションがあまり好みでなくなったのかと自分で考えてみると、どうやらマッケンローが関係あるのでは無いかと思います。

もうかれこれ30年近く前、あの伝説のウィンブルドン決勝ボルグVSマッケンロー戦の頃にさかのぼります。

当時テニススクールのバイトコーチをしていた僕は、他のみんなのようにボルグかマッケンローに心酔して真似をしてみました。

それもどちらか一方ではなく両方ともです。

まず初めはボルグのマネをして、ドネーのボルグモデルを持ってフィラのウェアを着ていた別のコーチからラケットを借りてあのトップスピンを打ってプレイしました。

そしてもう一人のタッキーニにナイキを履いて、マックス200Gを持っていた先輩からそれを借りてマッケンローのようなタッチのテニスをしてみました。

その結果は圧倒的にボルグのマネをした方が自分自身でも良かったし、周りからも「トップスピンはすごく良いけど、マッケンローもどきのボヨンボヨンフラットショットはいまいちだね」と言われました。

そしてそのときに「こんなに緩いテンションでボールを打ってもぜんぜん気持ちよくないな」とつくづく思ってしまったわけです。

そのとき以来、僕は当時「ボルグの滞在ホテルの部屋からは張り替えたばかりのストリングが夜、寝ている間にプツーンと切れる音が聞こえる」と言われていたハイテンションが好みになってしまったわけです。

それと、当時のストリングは今のように性能が良くないのである程度テンションを上げて張らないと反発力が弱くて使えなかったのです。

マッケンローはナイロンではなくナチュラルを張っていたので緩くても問題なくプレイができたのでしょうが、バイトコーチにはとてもナチュラルなど張れるわけもなくナイロンの安いのだとどうしてもハイテンションの方が弾きがよくてそうせざるを得なかったのです。

それがいまや進化したポリエステルストリングの登場で一変しました、細くて弾きもホールドも良くて、スピンもかかりやすくしかもテンション維持率が良好で耐久性抜群です。

男子プロの世界ではナチュラルからあっと言う間にシェアを奪い去ったというのも納得です。

30年前にこのポリエステルがあったなら、僕はマッケンロー派のローテンション好みになっていたと思います。

でも今のマッケンローは相変わらず緩いテンションなのかな?それにポリエステルは使っているのかな?

マックと同い年の僕にはその情報が気になりますね。
日記 | 投稿者 fresco 01:43 | コメント(1) | トラックバック(0)
fresco
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