2008年06月25日
クリップ
ナチュラルストリングを使ったことがあるという方の、日本のテニス人口に占める割合はどのくらいなのでしょうか?
テニススクールの会員の方でナチュラルを張っているという人はとても少ないですし、クラブ会員でも最近はとても減っています。
まず値段が高いのと、濡れたボールなど打ったらすぐにダメになるというような扱いが少々、面倒だというような理由でしょうか。
そもそもテニスコーチのなかにも、一度もナチュラルストリングを使ったことが無いという人が割に多いくらいですから
一般の愛好家の方がナチュラルを知らないのも無理は無いかも知れません。
それに最近はポリエステルのとても良いものが出てきましたから、以前ほどナチュラルストリングでないとダメだという状況ではなくなりつつあります。
それどころか、むしろ反発力の良さやコントロールのしやすさという見地からするとポリの方が良い面もあるほどです。
でもやはりナチュラルの良さはなんといってもあのボールを包み込むような独特の打球感なのです。
僕が初めてナチュラルストリングでボールを打ったのは、とても気前の良いテニススクールの会員さんから誕生日プレゼントにもらったバボラのVSタッチ125をグラファイトに張ったときのことです。
少し緩めに張った方が良いと言われて、オーバーサイズのグラファイトに48ポンドくらいで張り上げました。
そしてコートにでて仲間のコーチと打ったときに、背筋に電流が走るような感動的な打球感に驚きました。
そしてネットにでてバックハンドボレーを打ったときの、もうなんとも言えないボールがストリングに食い込んで包み込まれる感覚、そしてそのボールをストリングが意志を持って弾き返すような打球感に思わずエクスタシーを感じて失神してしまいそうでした。
ちょっと大袈裟な表現になってしまいましたが、そのくらい初めてのナチュラル体験は素晴らしかったのは事実です。
僕はその感動的なナチュラルとの出会いによって、自分のショップを持てば安くナチュラルがいつも張れるし、この素晴らしさを一人でも多くの方に伝えられるという思いからオープンしたのです。
そして今日、取引先の営業の方からこれぞ真のナチュラルというまったくコーティング加工を施していないクリップのグルというのを紹介されました。
これは最近の水にも強くなったコーティングの厚いナチュラルとは一線を画した、ほんもののナチュラルの打球感を持つ逸品だと思います。
この前お話ししたポリスターのターボと共にこのクリップのグルも試打してみた上で再度レポートしますが、店頭でみかけて気になった方はぜひ試してみてください。
超スピン体験と耽美のナチュラルテーストが味わえるのではないかと、とても期待しています!
テニススクールの会員の方でナチュラルを張っているという人はとても少ないですし、クラブ会員でも最近はとても減っています。
まず値段が高いのと、濡れたボールなど打ったらすぐにダメになるというような扱いが少々、面倒だというような理由でしょうか。
そもそもテニスコーチのなかにも、一度もナチュラルストリングを使ったことが無いという人が割に多いくらいですから
一般の愛好家の方がナチュラルを知らないのも無理は無いかも知れません。
それに最近はポリエステルのとても良いものが出てきましたから、以前ほどナチュラルストリングでないとダメだという状況ではなくなりつつあります。
それどころか、むしろ反発力の良さやコントロールのしやすさという見地からするとポリの方が良い面もあるほどです。
でもやはりナチュラルの良さはなんといってもあのボールを包み込むような独特の打球感なのです。
僕が初めてナチュラルストリングでボールを打ったのは、とても気前の良いテニススクールの会員さんから誕生日プレゼントにもらったバボラのVSタッチ125をグラファイトに張ったときのことです。
少し緩めに張った方が良いと言われて、オーバーサイズのグラファイトに48ポンドくらいで張り上げました。
そしてコートにでて仲間のコーチと打ったときに、背筋に電流が走るような感動的な打球感に驚きました。
そしてネットにでてバックハンドボレーを打ったときの、もうなんとも言えないボールがストリングに食い込んで包み込まれる感覚、そしてそのボールをストリングが意志を持って弾き返すような打球感に思わずエクスタシーを感じて失神してしまいそうでした。
ちょっと大袈裟な表現になってしまいましたが、そのくらい初めてのナチュラル体験は素晴らしかったのは事実です。
僕はその感動的なナチュラルとの出会いによって、自分のショップを持てば安くナチュラルがいつも張れるし、この素晴らしさを一人でも多くの方に伝えられるという思いからオープンしたのです。
そして今日、取引先の営業の方からこれぞ真のナチュラルというまったくコーティング加工を施していないクリップのグルというのを紹介されました。
これは最近の水にも強くなったコーティングの厚いナチュラルとは一線を画した、ほんもののナチュラルの打球感を持つ逸品だと思います。
この前お話ししたポリスターのターボと共にこのクリップのグルも試打してみた上で再度レポートしますが、店頭でみかけて気になった方はぜひ試してみてください。
超スピン体験と耽美のナチュラルテーストが味わえるのではないかと、とても期待しています!
2008年06月25日
破壊衝動はテニスの源泉?
最近ようやく治ったテニスエルボーは、その後も順調で痛かったことを忘れつつあるくらいです。
元々は「テニスエルボーになんかなぜなるのかわからない?」と言うほど肘の痛みには縁がなかったのです。
それが何かのきっかけで一度ひどく痛くなるともう完全に真逆になり、「なんで一度もテニスエルボーになったことないの?信じられない」と周りの未体験者に言ってしまいます。
「のど元すぎれば熱さを忘れる」とは正に僕のためにあるような格言だとよく思います。
そんなエルボーが完治して95インチサイズの重いラケットにポリを緩めに張って打っている今日この頃ですが、日増しにストロークの調子が良くなってきて「あぁ、テニスってやっぱり最高だぁー」とボールを打つ毎に幸せを噛みしめています。
今までの大きめのラケットよりも飛びが抑えられて、その分コントロールが安定してくれて思い通りに打てる感じです。
そこで何がこんなにテニスって楽しいのかと僕なりに少し考えました。
いろいろとあるのでしょうが、人間には破壊衝動というような強い欲望を持つ人がいて、それは思い切り何かをたたき壊すほどの衝撃を与えたくなるものです。
これが高じてしまうとほんとに危険な人間となり、暴力行為に走り警察沙汰を起こしかねないでしょう。
スポーツにはこうした破壊衝動をうまく昇華してくれる働きがあることは確かだと思いますが、格闘技以外でこのような強い破壊衝動を満たしてくれる種目としてテニスは最高なのだと思います。
もちろん他にもバレーボールとかバドミントンとか、その他にもたくさんありますが、おそらくテニスのラケットであの適度に硬いボールをひっぱたく手応えは他のどの種目よりも満足度が高いのではないでしょうか。
そのような破壊衝動をすべての人が必ず持っているとは限らず他の理由で楽しいと思うことがいくつもあるでしょう。
でもこの「思い切りボールをぶっ叩きたい」という衝動を持つ人は多いと思います。
テニスコーチにもこういう傾向が強い人とそうでない人がいるようで、そうでないコーチは「そんなに強くボールを打つだけじゃ試合に勝てないよ、もつとコントロールして!」といいます。
もちろんこれも正しいことを言っているのでしょうが、僕は自分も単に思いきりボールをぶっ叩く楽しさを追求するタイプです。
だからレッスンで生徒さんが思いきりボールを打つことを制限したくありません。
基本的には僕自身も、そしてレッスンを受けにいらっしゃる生徒さんにも試合には勝ってもらいたいとつくづく思います。
でもそれと同じくらいボールを思い切り打つ楽しさを味わってもらいたいとも思います。
だからといってレッスン中に、ずっとただ思い切り打っていればいいのかと言うとそれは困りますね。
思い切りぶっ叩いて良いメニューと、技術を磨いたり身につけるメニューとはわけていただかないと練習にならないですから。
こんなハードヒット擁護派の僕でさえ、時々こう思わされるような方がスクールに現れます。
それは(そんなにただボールをひっぱたき続けたいなら、バッティングセンターに行けば良いのに)と。
あっ、今ちょこっと思っちゃった方がいるでしょ(あれっ、これは俺のことを言っているのか)って。
いま現在の僕がレッスンを受け持たせていただいている方の中にはそのようなことは、一切ございませんのでどうぞご安心ください。
元々は「テニスエルボーになんかなぜなるのかわからない?」と言うほど肘の痛みには縁がなかったのです。
それが何かのきっかけで一度ひどく痛くなるともう完全に真逆になり、「なんで一度もテニスエルボーになったことないの?信じられない」と周りの未体験者に言ってしまいます。
「のど元すぎれば熱さを忘れる」とは正に僕のためにあるような格言だとよく思います。
そんなエルボーが完治して95インチサイズの重いラケットにポリを緩めに張って打っている今日この頃ですが、日増しにストロークの調子が良くなってきて「あぁ、テニスってやっぱり最高だぁー」とボールを打つ毎に幸せを噛みしめています。
今までの大きめのラケットよりも飛びが抑えられて、その分コントロールが安定してくれて思い通りに打てる感じです。
そこで何がこんなにテニスって楽しいのかと僕なりに少し考えました。
いろいろとあるのでしょうが、人間には破壊衝動というような強い欲望を持つ人がいて、それは思い切り何かをたたき壊すほどの衝撃を与えたくなるものです。
これが高じてしまうとほんとに危険な人間となり、暴力行為に走り警察沙汰を起こしかねないでしょう。
スポーツにはこうした破壊衝動をうまく昇華してくれる働きがあることは確かだと思いますが、格闘技以外でこのような強い破壊衝動を満たしてくれる種目としてテニスは最高なのだと思います。
もちろん他にもバレーボールとかバドミントンとか、その他にもたくさんありますが、おそらくテニスのラケットであの適度に硬いボールをひっぱたく手応えは他のどの種目よりも満足度が高いのではないでしょうか。
そのような破壊衝動をすべての人が必ず持っているとは限らず他の理由で楽しいと思うことがいくつもあるでしょう。
でもこの「思い切りボールをぶっ叩きたい」という衝動を持つ人は多いと思います。
テニスコーチにもこういう傾向が強い人とそうでない人がいるようで、そうでないコーチは「そんなに強くボールを打つだけじゃ試合に勝てないよ、もつとコントロールして!」といいます。
もちろんこれも正しいことを言っているのでしょうが、僕は自分も単に思いきりボールをぶっ叩く楽しさを追求するタイプです。
だからレッスンで生徒さんが思いきりボールを打つことを制限したくありません。
基本的には僕自身も、そしてレッスンを受けにいらっしゃる生徒さんにも試合には勝ってもらいたいとつくづく思います。
でもそれと同じくらいボールを思い切り打つ楽しさを味わってもらいたいとも思います。
だからといってレッスン中に、ずっとただ思い切り打っていればいいのかと言うとそれは困りますね。
思い切りぶっ叩いて良いメニューと、技術を磨いたり身につけるメニューとはわけていただかないと練習にならないですから。
こんなハードヒット擁護派の僕でさえ、時々こう思わされるような方がスクールに現れます。
それは(そんなにただボールをひっぱたき続けたいなら、バッティングセンターに行けば良いのに)と。
あっ、今ちょこっと思っちゃった方がいるでしょ(あれっ、これは俺のことを言っているのか)って。
いま現在の僕がレッスンを受け持たせていただいている方の中にはそのようなことは、一切ございませんのでどうぞご安心ください。