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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

上達していないのではと悩んだら


テニススクールの会員さんからコメントを頂き返事を書いていたらものすごく長くなってしまったのでそれを今日のブログ記事にしてみました。

そのスクール会員さんにはけっこう長くテニススクールに通っていただいているのですが、なかなか上達した実感がなく時にはやめてしまうおうかと考えてしまうこともあるそうです。

そこでテニススクールに通っている方とそうでなくテニスをされている方の差について考えてみました。

もしもテニススクールを英会話スクールに喩えるとするとスクールで習っている方はおかしくない話し方が出来ている場合が多く、逆にそうでない方はアクセントや発音、場合によっては言葉の選択そのものがやや変わっていると感じさせてしまうことが多いのではないかと思うのです。

もちろんテニススクールに通わずに綺麗でおかしくないテニスをされる方もいますがそう言う方は学生時代にやっていたということが多く、まったくビギナーからスタートしてあまりスクールで習っていないという場合はやはり観ていて「エッ?・・・」と思うようなことが多いのは否めません。

長くスクールに通っていても「ハァー?!」というような場面に出会うこと、例えば完全にバックサイドに飛んで来たハイボレーすべきボールをものすごい大袈裟な動作のフォアハンドボレーで処理しようとするとかですまいったぁ

そんなこともないわけではありませんが、でも概ねテニススクールで長くされている方は先ほどの英会話に喩えれば言ってみればそんなにおかしな話し方ではなく聞いていて違和感があるということが少ないと思います。

しかし、上手に話ができることと議論したり言い争いをして相手を言い負かしてしまうことは違いますからそれがテニスでもわりと綺麗に打てることと試合に勝つことは別物ということなのです。

そして長くスクールに通っているとその試合に勝てるかどうかが上達しているかどうかのバロメーターとしての比重が大きくなり、「勝てない=上達していない」という図式になってしまうのだと思います。

しかしテニススクールで設定されている大半のビギナーから中級くらいまでのクラスは、また喩えになりますがいわば自動車教習所に近いものではないかと考えられます。

そこでは運転とか交通ルールやマナーを習って路上をスムースに安全に走行するドライブテクニックを練習するのが中心で、決して街道レースでの勝ち方や信号レースでの他者を出し抜く戦術なんて絶対にやりません。


交通社会も一般のテニス社会?も基本的に同じで、路上でレースのような運転をすれば顰蹙をかうようにトーナメントでもないあくまでも社交的なテニスのゲームでいくら打てるからといってナダルまがいの高速トップスピンや錦織のエアKを無邪気に打ち続けたら間違いなく浮きます!

時々すこしだけ披露するくらいならば歓迎されるかも知れませんが、ずっとそんな調子の好戦的態度で社交テニスしていたらそのうち誰からも相手にされなくなるでしょう。

だから大切なのはそういうものよりも、話していて気持ちよく聞き取れる発音とかアクセントのようなテニスでありテニススクールはそういうことをまず重視しているのです。

もしもそれが飽き足りなくなってきたとしたら、やはりそういう基本的な練習クラスではなく試合に勝つためにどうすべきかということを前提にしたクラスに変更された方が良いでしょう。

教習所で路上での運転技術やマナーをマスターしたけど、もっと速いスピードを出してライバルと競うようなドライビングがしてみたいと考えるならばレーシングスクールもしくはレーシングクラスに入らないといけません。

一般道で運転の達人を目指すのか、それともレーシングサーキットでレーサーの仲間入りをしたいのか?上達していないと感じはじめたらそのことを少し考えてみると良いのではないかなと思いますスマイル

日記 | 投稿者 fresco 11:07 | コメント(3) | トラックバック(0)

ちょっとパリまで、を目指して

錦織選手が今年の全豪オープンで活躍した姿をおさめたDVDが発売されるそうで、それを紹介する動画をみました。

やはりあの股抜きショットからの逆転ウイニングショットを決めたシーンがそこに使われていて、あの時の感動が蘇ります!

あれだれのパフォーマンスをこなすのは間違いなくスタープレイヤーで、この先もどれだけあんなすごいことを披露してくれるのか実に楽しみです。

普通ならば抜かれて終わってしまうか返せても相手の餌食になるボールを曲芸打ちで形勢を変えるショットを放ち、その上で引き出したチャンスボールをいとも簡単にノータッチエースでたたき込んでしまう!

こういうのを正に「胸の透くような」と言うのでしょうね。

もうすぐ始まるフレンチオープンでまたそんな素晴らしいプレーが観られることを楽しみにしています。

何とかローランギャロスまで行ってライブで観られるようになると良いのですが、なかなかその余裕がありません。

でもどうか「パリまで行って生エアKを観てくるか」なんて簡単にいける頃まで錦織選手には頑張ってもらいたいですね。

彼がトップ10に入るまでにそんな優雅なテニス観戦旅行に気軽にいけるようにしたいものですワハハ
日記 | 投稿者 fresco 00:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
fresco
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