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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

テニスを庭球と言わないと検挙された時代

今日もものすごい暑いお盆休暇で、そして68回目の終戦記念日です。

それだけの時間を経てもなお、あの世界大戦の記憶は体験された人にとってはもちろんのこと僕のような戦後十数年に生まれた者にもひじょうに大きな影響を維持しています。

戦時中のエピソードをいろいろと聞いたことがありますが、なかでも「なんでそんなことしたんだろう?」と強く思った話は対戦国の言葉である英語や外来語を使ってはならないというものです。

今から考えるとテレビのお笑い番組のコントで使いそうなネタですが事実だったようです。

たとえば野球では投手の放つボールを判定する際に「アウト」は「ダメ」、「ストライク」は「よし」と言い換えていたそうです。

おそらくテニスでも同じように規制を受けていたでしょうから、「15-30」は「じゅうごさんじゅう」、「40-0」は「よんじゅうぜろ」なんてコールしていたのでしょうね。

でもグランドストロークとかボレーのことはどう呼び換えていたのか?

「地面打球操作」とか「谷打ち」なんて言っていたのか、じゃあ「スマッシュ」は「ぶっ潰し」とかでしょうか?

そうなるとサービスはきっと「ご奉仕」だったのでしょうねスマイル

敵国の言葉すら使うなと言うならば他のものも一切ダメとはとても言えなかったでしょう。

何せ洋服に靴のような基本的必需品から、軍には欠かせない自動車、飛行機、戦車も元々は対戦国アメリカで生まれたものだったはずで徹底するならばそれらも使わずにやり通してみたら良かったのにと思います。

羽織に袴で刀と槍を持ち、人力車と木の船で挑んでいればすぐに勝敗は決してしまい320万人もの尊い命が失われることもなかったのでは・・・

戦争がいかに愚かで理不尽なものであるのかをつくづく教えてくれる「敵製語使用禁止」のエピソードですが、本気で真面目にそれを周知徹底させられていた従順で弱い国民に我々は二度と戻ってはいけないと思います。

しかし今もまた形を変えて日本人民を愚弄し欺こうとする動きを感じる気がしてなりません、テニスをプレーするときにすべて日本語に置き換えてコールしないと逮捕されるようなギャグみたいな世の中に舞い戻る大愚は絶対に阻止したいところです!
日記 | 投稿者 fresco 10:15 | コメント(0) | トラックバック(0)
fresco
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