2010年11月19日
家元テニス
今朝は多摩川の河川敷から富士山の勇壮な姿が良く見えていました。
この寒さですからすっかり冠雪して真っ白になっており、夏の頃にみた山の地肌を完全に露わにした富士山が不気味だったのでその本来の白い頂きをみて安心しました。
そして河川敷コートに立ってみると富士ばかりではなく、周りの木々がすっかり紅葉して実に美しい秋の色彩に溢れていることにしばし感動しました。
昨年まではこんなに綺麗な紅葉にはなっていなかった気がして、それをサークルのメンバーに話すと「それはコーチが歳を重ねてそういうワビサビの情緒を感じるようになったからでは」なんて言われてしまいました。
確かに今まではあまり紅葉とか富士の初冠雪などどうでも良くて目に入っていなかったのかも知れません。
人間てだんだん老いてくると興味の対象が少しずつ動きのないものに変わっていくと言いますからね。
若い頃は元気にテニスして速いボールをすばやく追いかけることに夢中なのが、そのうちに盆栽とかガーデニングとかあまり動かない植物に関心が高くなる。
そしてもっと年を取るとまったく動かない石とか陶器の壺や茶碗を眺めて暮らすようになる。
実は我が家にはかつて、お爺さんたちが熱心に集めたりした陶器の品がたくさんありました。
でもそんなものにまったく興味のない僕はそのほとんどを家の建て替えのときに二束三文で処分してしまいました。
あとでその中の一つがたいへん貴重な品で親戚から「お前の乗っている車が新車で何台も買える価値のあるものだぞ」と聞いて卒倒しそうになりましたがそれは少し大袈裟だったようです。
でも今にして思うとあれらの品をとっておいて老後の楽しみにすれば良かったなと言う気持ちになってきました。
春先に泣く泣く処分した自分秘蔵のオートバイのことよりも、お爺さんの骨董コレクションの方が惜しまれるのはやはり僕の歳がお爺さんに近づいてきたということなんでしょうかね。
そう言えばこの歳になるまで京都へ行きたいなんて一度も考えたことがなかったのに最近はすごくあの静かな所でゆっくりしてみたい気持ちになります。
「枯山水とか石庭なんて何が良いんだ?」って思っていたテニスバカも歳と共にそういうものへの関心が高まるものなんですね。
そのうち僕のレッスンは「心の目でボールを見、己を虚しくして打ちなさい、これぞ稲光流、侘び寂びのテニスじゃ」なんて変わっていくかも
この寒さですからすっかり冠雪して真っ白になっており、夏の頃にみた山の地肌を完全に露わにした富士山が不気味だったのでその本来の白い頂きをみて安心しました。
そして河川敷コートに立ってみると富士ばかりではなく、周りの木々がすっかり紅葉して実に美しい秋の色彩に溢れていることにしばし感動しました。
昨年まではこんなに綺麗な紅葉にはなっていなかった気がして、それをサークルのメンバーに話すと「それはコーチが歳を重ねてそういうワビサビの情緒を感じるようになったからでは」なんて言われてしまいました。
確かに今まではあまり紅葉とか富士の初冠雪などどうでも良くて目に入っていなかったのかも知れません。
人間てだんだん老いてくると興味の対象が少しずつ動きのないものに変わっていくと言いますからね。
若い頃は元気にテニスして速いボールをすばやく追いかけることに夢中なのが、そのうちに盆栽とかガーデニングとかあまり動かない植物に関心が高くなる。
そしてもっと年を取るとまったく動かない石とか陶器の壺や茶碗を眺めて暮らすようになる。
実は我が家にはかつて、お爺さんたちが熱心に集めたりした陶器の品がたくさんありました。
でもそんなものにまったく興味のない僕はそのほとんどを家の建て替えのときに二束三文で処分してしまいました。
あとでその中の一つがたいへん貴重な品で親戚から「お前の乗っている車が新車で何台も買える価値のあるものだぞ」と聞いて卒倒しそうになりましたがそれは少し大袈裟だったようです。
でも今にして思うとあれらの品をとっておいて老後の楽しみにすれば良かったなと言う気持ちになってきました。
春先に泣く泣く処分した自分秘蔵のオートバイのことよりも、お爺さんの骨董コレクションの方が惜しまれるのはやはり僕の歳がお爺さんに近づいてきたということなんでしょうかね。
そう言えばこの歳になるまで京都へ行きたいなんて一度も考えたことがなかったのに最近はすごくあの静かな所でゆっくりしてみたい気持ちになります。
「枯山水とか石庭なんて何が良いんだ?」って思っていたテニスバカも歳と共にそういうものへの関心が高まるものなんですね。
そのうち僕のレッスンは「心の目でボールを見、己を虚しくして打ちなさい、これぞ稲光流、侘び寂びのテニスじゃ」なんて変わっていくかも
ははぁ・・・・わかりましたぞ。特別仕様
稲光流 侘び寂び仕様がほどこされているのでしょう??きっと そうにちがいないです。心の目でボールを見てみます。
AKKOさん、稲光流テニスをボールをちゃんと見ていない言い訳にはなさらぬようにくれぐれもお願い致します!
ではどうぞ特別仕様を心いくまでご堪能ください。