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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

天使のフォアハンド

僕が自分のフォアハンドストロークを最新型の打法になんとかチェンジしようと努力していることを前に書きましたが、なかなか思うようにはいきませんね。

これは良い感じになってきたと思うそばから、すぐにまた「あれっ何か違うな」って悩んでしまいます。

それで最近の打ち方を僕よりもよほど身につけてるいるなと感心する中高生選手たちの打ち方をこの頃よく観察しています。

今日のクラスにヨーロッパ系遺伝子を受け継ぐハーフの女の子がいて彼女の打ち方を間近に見て気づいたことがありました。

この子はものすごい速いボールを打ちますが、そのスピードは他の男子のものよりも群を抜いています。

なぜそんなすごいショットを打てるのかというと、腕が長いことや肩関節とか肩胛骨が柔らかくなおかつ構造的に可動域が東洋系人種よりも大きいようです。

それは以前にテニス雑誌で読んで知っていたのですが、実際に自分の目ではっきりとそのことが確かめられました。

他の我が日本男児たちもすごく良い振り抜きをしているのですが、彼女と較べてみると身体への巻き付き方の勢いがまるで違うのでした。

それは正に僕がいま追い求めている利き腕と反対側の肩より低く腕を上体に絡みつけるように振り抜く理想の姿そのものでした。

それを見て僕は(なるほどなロシアの女子選手たちの強さはこの見事な振り抜きにあるのだろうな)と納得しました。

まだ13~14歳くらいの彼女ですからこの先あのスーパーショットを武器に頭角を表してくれたら素晴らしいです。

ただ今のところそれだけの超高速ショットなのでまだ精度がいまいちでよくネットにボールをかけてしまうのですが、それも以前に較べると今日なんかはほとんどコードボールであと数センチ上に安定したらすごいことになりそうです。

この前はナダルと腰を取り換えたいと書きましたが、今日の彼女を見ていたら今度は「肩胛骨を取り換えたい」と思いました。

あの身体に勢いよく絡みつくフォアハンドの秘訣はそこにあると確信したからなんですが、肩胛骨って天使の羽の名残だという話がありますよね。

人間は誰でも生まれて来る前は天使だったからその頃にあった翼の根本だけが残っているとか。

そうかあの天使みたいな彼女の肩胛骨には翼がまだ少し残っているのかも知れないです。

もはやそんな羽の痕跡など消滅したオジサンとしては、彼女にその翼でぜひとも大きく羽ばたいて欲しいと心から願っていますナイス!
日記 | 投稿者 fresco 00:15 | コメント(0)| トラックバック(0)
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