2008年05月25日
目覚めよコーチ
僕はどちらかというとグリップの握り方には細かく気を使うタイプです。
それはテニスを始めた頃からものすごく気にしてきました。
特にバックハンドのグリップは壁打ちを一日中やりながら、ああでもないこうでもないと駒沢公園のサッカー場の脇にテニス教本を持ち込んで試行錯誤して練習しました。
そのおかけでバックハンドはシングルハンドですが、それ以来いままでにスランプを一度も感じることはなく常に安定していると自負しています。
それがフォアハンドとなると、もちろんバック以上にグリップについて絶え間ない研究と努力を重ねたのですがなぜかいまだに不安定です。
バックハンドで壁打ちを続けていると、バックハンドイースタンよりも少し厚い握りがベストであると感じて実際にそのグリップはコート場での打ち合いにも有効でした。
しかし、一方のフォアハンドは壁打ちで威力のあるボールを追求していくとなぜか薄めのイースタングリップになってしまうのでした。
そのおかげでコートに出てからはとてもフォアハンドはナーバスでデリケートなものになり、いざとなるとだいたいフカすかネットするかで不安定きわまりないのです。
それで猛練習と筋トレの結果、セミウエスタングリップでグリグリトップスピンを打つようにして、どうにか安定してそこそこ威力のあるボールを身につけました。
でもバックハンドに較べると極端にループな軌道で、いざスピードが必要な状況でも大きく弧を描いてしまい相手に追いつかれる事が多々ありました。
その後に筋トレを見直して、前腕の下から上に持ち上げる動作のトレーニングを減らして代わりにダンベルを持ってジャンプしながら後ろから前に高い位置でレベルスイングするようにトレーニングしました。
それを3ヶ月くらい続けたらだいぶボールが直線的な軌道を描いて飛ぶようになったので、これは成功したと思います。
我ながらこの体験でコーチとしては「自分はなんていいコーチなんだ!」と思い、プレイヤーとしては「自分はなんていい生徒なんだ」と完全な独りよがりです。
でもテニスってこんな独りよがりに楽しむとが、いちばん長く飽きずに続けられるコツかも知れません。
自分自身が自分のコーチとして機能して、そして上達したり目標をクリアしていく。
僕らテニスコーチはそうやってテニスを楽しんで来た人が多いのではないかと思います。
テニスコーチは他人を直接にコーチングするだけではなく、その人のなかにいる眠れるコーチを目覚めさせるのも大切な仕事だと思えるのです。
それはテニスを始めた頃からものすごく気にしてきました。
特にバックハンドのグリップは壁打ちを一日中やりながら、ああでもないこうでもないと駒沢公園のサッカー場の脇にテニス教本を持ち込んで試行錯誤して練習しました。
そのおかけでバックハンドはシングルハンドですが、それ以来いままでにスランプを一度も感じることはなく常に安定していると自負しています。
それがフォアハンドとなると、もちろんバック以上にグリップについて絶え間ない研究と努力を重ねたのですがなぜかいまだに不安定です。
バックハンドで壁打ちを続けていると、バックハンドイースタンよりも少し厚い握りがベストであると感じて実際にそのグリップはコート場での打ち合いにも有効でした。
しかし、一方のフォアハンドは壁打ちで威力のあるボールを追求していくとなぜか薄めのイースタングリップになってしまうのでした。
そのおかげでコートに出てからはとてもフォアハンドはナーバスでデリケートなものになり、いざとなるとだいたいフカすかネットするかで不安定きわまりないのです。
それで猛練習と筋トレの結果、セミウエスタングリップでグリグリトップスピンを打つようにして、どうにか安定してそこそこ威力のあるボールを身につけました。
でもバックハンドに較べると極端にループな軌道で、いざスピードが必要な状況でも大きく弧を描いてしまい相手に追いつかれる事が多々ありました。
その後に筋トレを見直して、前腕の下から上に持ち上げる動作のトレーニングを減らして代わりにダンベルを持ってジャンプしながら後ろから前に高い位置でレベルスイングするようにトレーニングしました。
それを3ヶ月くらい続けたらだいぶボールが直線的な軌道を描いて飛ぶようになったので、これは成功したと思います。
我ながらこの体験でコーチとしては「自分はなんていいコーチなんだ!」と思い、プレイヤーとしては「自分はなんていい生徒なんだ」と完全な独りよがりです。
でもテニスってこんな独りよがりに楽しむとが、いちばん長く飽きずに続けられるコツかも知れません。
自分自身が自分のコーチとして機能して、そして上達したり目標をクリアしていく。
僕らテニスコーチはそうやってテニスを楽しんで来た人が多いのではないかと思います。
テニスコーチは他人を直接にコーチングするだけではなく、その人のなかにいる眠れるコーチを目覚めさせるのも大切な仕事だと思えるのです。
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