2012年09月13日
疲労困憊較べ
残暑が厳しくて暑い毎日にいささかウンザリしてきますね。
昨日は15時からほぼ週に1回だけのアウトドアでハードコートを使ってのレッスンでしたが、後半に足が怠くなってきて久しぶりにレッスン中に疲労困憊で動けなくなりました。
足の筋肉に乳酸が溜まりきってしまった、という感じで夏場に汗をかき過ぎて身体に必要な栄養分がかなり出てしまった時に起こる疲労です。
今年は炎天下で流れるような汗をかかずにテニスしているので、昨日のようないわば急な大量発汗をするとビタミンとかミネラルとかまで一緒に流れ出てしまうように戻ってしまったらしいです。
つまり、昨年までは夏のあいだは常に大量発汗が当たり前なのでどんなに汗をかいても必要な成分まで流れ出ないように身体が機能していたのに今年はそれが衰えてしまったというわけです。
足が棒みたいとか鉛のように重い、あの怠さを経験したのはいったいいつ以来だったか?
いちばん思い出すのはテニスの時ではなく大学生の時にやったパンを配送するバイト中のことです。
早朝5時くらいに起きてパン工場に行って2トン積みトラックに焼きたてパンを満載して都内のデパートに届ける仕事だったのですが、かなりきつかったです
テニスの仲間と旅行に行くための資金を稼ぐためにやったのですが、やり始めて10日目くらいに最初の届け先だった浅草の松屋デパートを終えたあとトラックに乗り走り出したら足が猛烈に怠く重く感じてそのうちに痙攣し始めてパニックになりました。
道路の脇にトラックを止めて足を座席シートに上げて自分でマッサージしてしばらく休憩して20分くらいするとやや治まってきたので再び走り出して次の配送先に向かいました。
当時はあまりコンビニなんかろくに、というかまったくなかったかも知れず確かどこかの自動販売機でオロナミンCみたいなスタミナ系ドリンクを買って飲んだらかなり回復したのを憶えています。
連日の慣れない早朝からの配送仕事で身体から必要栄養素がすっかり抜け落ちてしまったのだと思います。
そんなにひどい疲れを感じたのはテニスの練習や試合でもあまりなかったのであの仕事はよほどきつかったようです。
だから今でも宅急便で汗まみれで走り回って届け物をしているお兄さん達を見ると心の中で(身体に気をつけて頑張ってください
!)って応援したくなりますね。
知り合いの宅急便ドライバーに言わせると「真夏のテニスコーチの仕事に較べたら僕らのなんかどうってことないですよ」とのことです。
暑い中で重いモノを持って走り回る彼らの方が肉体疲労はきっと激しいはずなのですが、確かに真夏のそんな重労働の最中に彼らの表情は明るく平然としています。
それは労働の強度の違いと言うよりも「労働の対価」が違うからなのかも知れません