2011年06月15日
気ままな試打会
テニスをしていて自分の打ったボールがどれほどのものなのかは、それを自ら打ち返すことは無理ですからよくわかりません。
ただこちら側からその打ったボールが飛んでいく様子で、たとえば速いとか回転がかかって曲がったとかを判断するしかありません。
あとはその打ち返す相手プレイヤーの反応をみることで良いショットだったかそうでもないのかはわかります。
それでもどうしても「自分のボールはどんなものなのか?」が知りたいときは自分と同じようにボールを打つ他人にそれを打ってもらいおおよその感じを確かめる事は出来ると思います。
コーチ仲間同士でそんな風に「自分のボール試打会」をやったことがかなり以前にありますが、なかなか面白かったです。
それは3人のコーチ達でおこなったのですが、1人のコーチに対して二人のコーチがそれぞれの試してみたいショットを真似して打ってみて、実際にそれが似ているかどうか観てもらうのです。
僕の場合だったらスピンサービスを仲間に打ってもらい、それが僕の打つサービスと同じように跳ねているかどうか別のコーチに確かめてもらうと言うわけです。
そんな風にして「うん、ほとんど同じ感じで跳ねているし回転のかかり方もよく似ていると思う」とお墨付きをもらった僕のコピースピンサービスをいよいよ僕自身が受けてみるのです。
何だかワクワク、ドキドキするような気持ちでレシーブを構えていると、その仮想自分サービスがギューンと飛んできてバックサイドにすごく嫌らしい曲がり方をしてちょっと面食らってしまいました。
何とか打ち返しましたがクロスに返せずにストレート方向に浮き気味で、一瞬(下手くそ、なんだこのリターンは)と自分に毒づいてしまいました。
でもよく考えてみると(いやこれは自分のサービスなんだからナイスサーブ!って喜ぶべきか?)とちょっと複雑な心境です。
結局、その当時の僕の秘密兵器だったキックサービスの威力が思った以上のものだったことに満足してちょっとニコニコしちゃいました。
すると、それを観ていたもう1人のコーチが「あれっ、今のはちょっと違うな、frescoコーチのはそこまで強くキックしていないよ」と。
それではやり直しと言うことでもう一度その相手が打ったスピンサービスを、今度は跳ね上がる頂点の手前でライジング気味に捉えてアングルに突き刺さるようにリターン出来ました。
そしてまたしても最初は(どうだよ、この見事なアングルリターン、我ながら眼が覚めるようだね)なんて浮かれていましたが・・・そうです、そんなに簡単にリターンできる軽く浮いて跳ねるスピンサービスは実は僕の自慢のキックサービスのコピー?
それで僕は「えっ、今のも違うでしょ、僕のキックサービスはもう少し曲がるし跳ねが強いよね?」と件のコーチに同意を求めたのですが、「いや正にそっくりだったよ」と事も無げに言うのでした。
それは自分の思うほど自慢のキックサービスが威力がなかったと言うことなのか、それともかなり良いサービスだけど僕のリターンテクニックでは簡単に返球可能だということなのか?
まあそんなことに悩んだりすることもありましたが、その「仮想自分ショット試打会」を夢中でやっていた気ままなあの頃が実に懐かしいです。
今も実に「気ままな」ままなのですが、その「気ままな仲間達」はもう近くにはいなくなってしまいました。
さすがにたった1人では「仮想自分ショット試打会」を楽しむことは出来ません。
あっ、だけどもう今は「ハエ叩き」に遭うようなスローショットだから自分で打ってから向こう側に全力で走っていけば受けられるかも?
そんなわけはありません、そこまではまだ枯れていません!
ただこちら側からその打ったボールが飛んでいく様子で、たとえば速いとか回転がかかって曲がったとかを判断するしかありません。
あとはその打ち返す相手プレイヤーの反応をみることで良いショットだったかそうでもないのかはわかります。
それでもどうしても「自分のボールはどんなものなのか?」が知りたいときは自分と同じようにボールを打つ他人にそれを打ってもらいおおよその感じを確かめる事は出来ると思います。
コーチ仲間同士でそんな風に「自分のボール試打会」をやったことがかなり以前にありますが、なかなか面白かったです。
それは3人のコーチ達でおこなったのですが、1人のコーチに対して二人のコーチがそれぞれの試してみたいショットを真似して打ってみて、実際にそれが似ているかどうか観てもらうのです。
僕の場合だったらスピンサービスを仲間に打ってもらい、それが僕の打つサービスと同じように跳ねているかどうか別のコーチに確かめてもらうと言うわけです。
そんな風にして「うん、ほとんど同じ感じで跳ねているし回転のかかり方もよく似ていると思う」とお墨付きをもらった僕のコピースピンサービスをいよいよ僕自身が受けてみるのです。
何だかワクワク、ドキドキするような気持ちでレシーブを構えていると、その仮想自分サービスがギューンと飛んできてバックサイドにすごく嫌らしい曲がり方をしてちょっと面食らってしまいました。
何とか打ち返しましたがクロスに返せずにストレート方向に浮き気味で、一瞬(下手くそ、なんだこのリターンは)と自分に毒づいてしまいました。
でもよく考えてみると(いやこれは自分のサービスなんだからナイスサーブ!って喜ぶべきか?)とちょっと複雑な心境です。
結局、その当時の僕の秘密兵器だったキックサービスの威力が思った以上のものだったことに満足してちょっとニコニコしちゃいました。
すると、それを観ていたもう1人のコーチが「あれっ、今のはちょっと違うな、frescoコーチのはそこまで強くキックしていないよ」と。
それではやり直しと言うことでもう一度その相手が打ったスピンサービスを、今度は跳ね上がる頂点の手前でライジング気味に捉えてアングルに突き刺さるようにリターン出来ました。
そしてまたしても最初は(どうだよ、この見事なアングルリターン、我ながら眼が覚めるようだね)なんて浮かれていましたが・・・そうです、そんなに簡単にリターンできる軽く浮いて跳ねるスピンサービスは実は僕の自慢のキックサービスのコピー?
それで僕は「えっ、今のも違うでしょ、僕のキックサービスはもう少し曲がるし跳ねが強いよね?」と件のコーチに同意を求めたのですが、「いや正にそっくりだったよ」と事も無げに言うのでした。
それは自分の思うほど自慢のキックサービスが威力がなかったと言うことなのか、それともかなり良いサービスだけど僕のリターンテクニックでは簡単に返球可能だということなのか?
まあそんなことに悩んだりすることもありましたが、その「仮想自分ショット試打会」を夢中でやっていた気ままなあの頃が実に懐かしいです。
今も実に「気ままな」ままなのですが、その「気ままな仲間達」はもう近くにはいなくなってしまいました。
さすがにたった1人では「仮想自分ショット試打会」を楽しむことは出来ません。
あっ、だけどもう今は「ハエ叩き」に遭うようなスローショットだから自分で打ってから向こう側に全力で走っていけば受けられるかも?
そんなわけはありません、そこまではまだ枯れていません!