2011年06月20日
有機打法が好き
グラファイト93ではもう体力的に使いこなせないと思ってイグナイトプロ98を試しみると言う話を一昨日ここで書きました。
そして昨日それを実行してみましたが、やはりとても楽で快適に打てるので良いかなと思いました。
しかし、しばらく使っているうちにその打球感が何か頼りないというか物足りないものに感じられてしまいました。
グラファイトに較べるとかなり軽くて手応えが淋しいのです。
車で言うとマニュアルシフトでキャブレター装備のスポーツカーとオートマチック電子制御吸気システムくらいの違いでしょうか。
しかし、いまやF1レースカーですらオートマチックを装備している時代ですから、マニュアルシフトの車などもはやクラシックカーレースくらいしか活躍の場はありません。
そう考えるとやはりテニスの試合もそうした最先端技術や素材を結集したラケットがメインで、マニュアル世代のラケットなんてお呼びでないのかも知れません。
最新モデルを使いこなすこともテクニックの一つなのだと思えばそれを取り入れて試合に臨むべきなのでしょう。
でもまた車に喩えるならば、レースで自分の手でシフトチェンジして最高のタイミングで加速やエンジンブレーキを利かせて走る醍醐味こそが最も素晴らしいのであって、それを自動的に車が勝手にやってくれてもありがたくないですね。
勝つためとか勝つことのみにフォーカスしたらそういうオートマ的ツールを選択することは当然なのでしょうが、勝つことよりもその過程を楽しみたいとかもしくは出来るだけ自分自身が持つスキルをすべて出し切って戦いたいと思うとシンプルな道具が良いのです。
完璧に近い動作でしっかりと振り抜いて打たないと威力のあるショットが打てないラケットを、しかもそれを長時間こなすことも要求される状況で試合に勝つ努力をする。
こういうのを世間ではいわゆる「泥臭い」ことなんて呼ぶのでしょう。
でも、トラクターで楽に耕したり化学肥料を撒いて労働負担を軽減した農作業で作った野菜よりも、腰を屈めて手作業で耕し有機肥料をまき丹精こめて作った野菜が尊ばれています。
道具が進化して本来は人間がやるべきことを代わりにこなしてくれる、たとえば小手先で身体なんか使わなくてもボールをよく弾き返すラケットでノータッチエースのサービスを打つ。
それに対して手打ちはおろか生半可な身体の使い方だけではちっともボールが飛んでいかないラケットで、全身くまなく総動員して打った結果として奪ったノータッチエースサーブでは充実感がまるで違うのです。
僕は「気ままな」人間ですがそれは「お手軽」な生き方とは違うつもりで、むしろ「敢えて棘の道を行く」ことに美学を求めてきたつもりです。
だからどうしても簡単に楽に威力あるショットが打てるようなラケットは少なくても試合では使いたくないと言うのがほんとの気持ちなのです。
あれっ、何かちょっと大袈裟なこと言っちゃいましたね
こんなカッコつけて御託ならべておいて、実際には毎トーにイグナイトプロで出場していたら呆れちゃいますね
そして昨日それを実行してみましたが、やはりとても楽で快適に打てるので良いかなと思いました。
しかし、しばらく使っているうちにその打球感が何か頼りないというか物足りないものに感じられてしまいました。
グラファイトに較べるとかなり軽くて手応えが淋しいのです。
車で言うとマニュアルシフトでキャブレター装備のスポーツカーとオートマチック電子制御吸気システムくらいの違いでしょうか。
しかし、いまやF1レースカーですらオートマチックを装備している時代ですから、マニュアルシフトの車などもはやクラシックカーレースくらいしか活躍の場はありません。
そう考えるとやはりテニスの試合もそうした最先端技術や素材を結集したラケットがメインで、マニュアル世代のラケットなんてお呼びでないのかも知れません。
最新モデルを使いこなすこともテクニックの一つなのだと思えばそれを取り入れて試合に臨むべきなのでしょう。
でもまた車に喩えるならば、レースで自分の手でシフトチェンジして最高のタイミングで加速やエンジンブレーキを利かせて走る醍醐味こそが最も素晴らしいのであって、それを自動的に車が勝手にやってくれてもありがたくないですね。
勝つためとか勝つことのみにフォーカスしたらそういうオートマ的ツールを選択することは当然なのでしょうが、勝つことよりもその過程を楽しみたいとかもしくは出来るだけ自分自身が持つスキルをすべて出し切って戦いたいと思うとシンプルな道具が良いのです。
完璧に近い動作でしっかりと振り抜いて打たないと威力のあるショットが打てないラケットを、しかもそれを長時間こなすことも要求される状況で試合に勝つ努力をする。
こういうのを世間ではいわゆる「泥臭い」ことなんて呼ぶのでしょう。
でも、トラクターで楽に耕したり化学肥料を撒いて労働負担を軽減した農作業で作った野菜よりも、腰を屈めて手作業で耕し有機肥料をまき丹精こめて作った野菜が尊ばれています。
道具が進化して本来は人間がやるべきことを代わりにこなしてくれる、たとえば小手先で身体なんか使わなくてもボールをよく弾き返すラケットでノータッチエースのサービスを打つ。
それに対して手打ちはおろか生半可な身体の使い方だけではちっともボールが飛んでいかないラケットで、全身くまなく総動員して打った結果として奪ったノータッチエースサーブでは充実感がまるで違うのです。
僕は「気ままな」人間ですがそれは「お手軽」な生き方とは違うつもりで、むしろ「敢えて棘の道を行く」ことに美学を求めてきたつもりです。
だからどうしても簡単に楽に威力あるショットが打てるようなラケットは少なくても試合では使いたくないと言うのがほんとの気持ちなのです。
あれっ、何かちょっと大袈裟なこと言っちゃいましたね
こんなカッコつけて御託ならべておいて、実際には毎トーにイグナイトプロで出場していたら呆れちゃいますね