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気ままなコーチのテニスショップ 大岡山のフレスコテニスショップをやっているテニスコーチ稲垣のブログです。

コートの水たまりは語る

梅雨入りしたとたんにほんとにあきれるほど雨が降り続いています、おまけに台風まで近づいているとあって、時々バケツをひっくり返したような土砂降りの雨音に驚かされます。

多少の雨でもプレイできる人工芝コートもこれだけ降ってしまったらもはやお手上げで、コートには大きな水たまりがいくつも出来ていました。

いや、水たまりというよりも逆に大きな池のなかにところどころ人工芝が少し残っているようにも見えます。

おかげで今日は朝の一つだけ屋根付きコートでのレッスンを終えたらあとはすべて中止です。

いったいいつまでこんな鬱陶しい雨が降り続くのかと少し恨めしい思いでそんな池状態のテニスコートを眺めていると面白いことを発見しました。

それはコート上に人工芝がすり減った部分とそうでもない部分が雨の溜まり方ではっきりとわかれている様子がよく認識できたことです。

プレイするときによく立ったり動いたりしている部分はすり減って雨が水たまりを作っていて、あまり使われていない所は水捌けがよくなっているわけです。

その位置がダブルスゲームで考えてみると、それぞれ半面のやや左側が水たまりで右側は摩耗が少ない所なのです。

プレイヤーのほとんどが右利きであることを考えると、それが何を意味しているかと言うと「みんなバックサイドに寄り過ぎている」と言うことです。

おそらく苦手なバックハンドを打ちたくないのでどうしても構える位置が左寄りになって、カバーすべきエリアを10とするとフォアサイド7に対してバックが3くらいの割合でポジショニングしているわけです。

本来ならば右利き同士での打ち合いをデュースサイドでクロスラリーをする場合は、左寄りではなく右寄りに構えていないと角度のあるショットに常に追い込まれることになります。

ですからきちんとコートカバーを皆さんがしていれば水たまりはもっと右寄りに出来るものなのですが、約1mくらい左にずれている感じでした。

でもそんな左寄りでプレイできていると言うことは受け手だけの事でなく、相手の打つショットもあまり角度がついていないセンター寄りのいわば甘いコースに偏っていると言うことです。

もしもネットにいるプレイヤーがもう少しそんな甘いコースのボールをしっかりと打っていれば、もっと次からはショットは外よりの角度のあるボールに成っていくはずですがその必要がないからより安全なセンター寄りにしか飛んでこない。

それでベースラインプレーヤーは苦手なバックサイドを嫌って左寄りのポジションからさらに抜けられなくなるのでしょう。

今日は梅雨のもたらす長雨によって思わぬそんな興味深い分析が出来てしまいましたナイス!

日記 | 投稿者 fresco 19:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
fresco
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